東北大学など、200万円以下を目指した復興住宅向けエネルギー・システムを実証試験 - エネルギー - Tech-On!
基本的なコンセプトは、家庭内において電力需要と熱需要が高い朝夕の電力をエコウィルで、昼間の電力を太陽電池で、深夜の電力を蓄電池で賄うというもの。すべての電力をこれらで賄えるわけではなく、家庭で利用する電力の約2割を太陽電池から、約4割をエコウィルから発電したものを利用する。その結果、家庭の購入電力を半分以下にできるとみている。
蓄電池は太陽電池の不安定な出力変動を安定化することに主眼を置き、1.2kWhと必要最低限とした。そのため、蓄電池は「通常時には300Wh~1kWh程度の充電状態で利用する」(東北大学 大学院環境科学研究科長の田路和幸氏)とする。ただし、災害時や停電時などに系統電力が遮断された場合は、太陽電池やエコウィルの発電を利用する他、足りない場合は蓄電池に残った300Whも利用する。停電時などに切り替えの作業は必要なく、自律的に制御するのが特徴である。(中略)
今回のシステムは200万円以下を目指すとしており、このうち、828Wの太陽電池が20万円以下、エコウィルが定価80万円程度とのこと。ただし、ソニー製の蓄電システムの価格は現状ではサンプル供給のため未定で、「蓄電システムとHEMS、電源部品、統合制御用基板を合わせたシステムで100万円以下にできるとみている」(田路氏)とする。
ソニーの蓄電池って、オリビン型リン酸鉄のヤツでしょ? パワコンやHEMS入れて100万円以下に出来るのかな?