ホンダ、135W太陽電池モジュールと4.0kWコンディショナを発売

ホンダが挑むCIGS太陽電池【4】「山ごもり」で工程全体の最適化へ:環境ビジネス:ECO JAPAN -成長と共生の未来へ-

化学系太陽電池でライバルの昭和シェル石油は、約1000億円を投じて宮崎県に第3工場を建設し、2011年に入り本格的に稼働させている。第3工場の生産能力は、単独の工場としては世界最大の年間900メガワット。第1、第2と合わせると昭和シェルの生産能力は、年間980メガワットとシャープに肉薄する国内2位となる。(中略)
 
対する、ホンダの設備投資は累計でも約70億円。「規模ではなく、技術で世界最高を目指している。たとえ瞬間風速でも、世界最高、世界初をとるのが大切」(船川)という、一貫したスタンスだ。(中略)
 
設備投資に関しては、出動できる資金の問題は大きいが、それだけではない。船川は言う。
 
「CIGS太陽電池は、技術革新がこれからも続いていきます。このため、大規模な設備を導入してしまうと、製品の技術レベルを現状のままで固定化してしまう。ホンダとしては、イノベーションを続けていく方針なので、大がかりな設備投資は当分は考えられません」
 
大がかりな設備投資で勝負に打って出た昭和シェルと、イノベーションに挑むホンダという構図で、化学系太陽電池の大手2社の行動が分かれた形だ。なお、2011年中の発売を目指す新製品が加わり工場がフル稼働した段階で、ソルテックの年間売上規模は60億~80億円になる見通しだ。

ホンダソルテックの生産能力は年間27.5メガワットですから、ソーラーフロンティア(昭和シェル)と比べるのもおこがましいですね。 文字通り、ケタが違います。

この記事は昨年7月のなんですが、その「2011年中の発売を目指す新製品」はどうなったのでしょうか?

ホンダソルテックのWebサイトを見てみたら、2012年5月10日付けで「135W太陽電池モジュール」と「住宅用パワーコンディショナHEP040S」の情報が公開されていました。 でもプレスリリースにはないし、メディアでも取り上げられていませんね。

でも140Wモジュールはまだだし、モジュールの大きさが異なる新型に至っては...
この記事にあるように、歩留まりが上がらなくて大変なんでしょうね。