日産、国内生産能力15%減 神奈川の1ライン停止 :日本経済新聞
日産自動車は7月から主力生産拠点、追浜工場(神奈川県横須賀市)の生産ライン2本のうち1本を停止し、国内の車両生産能力を15%(年間約20万台)削減する。同工場で生産している小型車の一部はタイで組み立て、輸入する。自動車業界ではトヨタ自動車も国内生産能力を2014年にも10%強削減する方針。円高や内需の低迷を背景に、基幹産業の自動車で国内生産体制を見直す動きが広がってきた。
日産が主力拠点の生産ラインを停止するのは、仏ルノーの傘下に入り、村山工場(東京都武蔵村山市)を閉鎖して以来、11年ぶり。
日産グループの国内生産能力は、現在の年135万台から115万台程度に減る。余剰能力を削り、残るラインの稼働率を高め生産を効率化する。12年度は残業や休日出勤などにより、能力を上回る122万台(前年度比2%増)の国内生産を計画している。カルロス・ゴーン社長が約束している国内生産100万台は今後も維持する。
追浜工場には生産ラインが2本あり、年産能力は43万台。電気自動車「リーフ」を含め小型車7車種を生産している。
日産も輸出比率がまだ高いからね。 現在の為替水準が当面は続くと考えての判断でしょう。
トヨタ国内生産40万台縮小 円高対応、320万台まで段階的に - SankeiBiz(サンケイビズ)
トヨタ自動車が、国内の生産能力を現行より40万台少ない約320万台まで段階的に減らす方針であることが20日、明らかになった。余剰能力の削減とともに海外生産比率を高め、円高への抵抗力を付ける狙いだが、国内生産300万台体制は維持する方針だ。
トヨタの国内生産能力は金融危機前に約390万台あったが、2010年に国内生産体制の再構築を打ち出し、現行の能力は360万台規模となっている。
この方針に沿って、昨年は東日本大震災の混乱で実施できなかった生産拠点の再編を年内に実施する方針。具体的には、子会社の関東自動車工業の岩手工場(岩手県金ケ崎町)と東富士工場(静岡県富士市)、セントラル自動車の宮城工場(宮城県大衡村)の東日本の生産拠点に小型車の生産を集約。また、今夏をめどにダイハツ工業の京都工場(京都府大山崎町)で生産している小型車「ポルテ」を東富士工場に移管し、ダイハツの拠点再編なども検討するとみられる。13年度には震災で延期していた田原工場(愛知県田原市)の生産ラインを3本から2本に減らす予定。
トヨタは元々が多いので、判断が遅すぎたくらいです。
日産、追浜20万台削減/ホンダは埼玉で再編 国内生産、見直し加速 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
ホンダは埼玉製作所の寄居工場(埼玉県寄居町)が来年から稼働するのに合わせ、狭山工場(同狭山市)の生産能力を削減する。
ホンダの場合は、寄居と狭山で”いってこい”になります。 トレーニングの必要があるので、寄居立上げ前に狭山の1本を閉めるでしょう。 一時的に生産能力が落ちますが、すぐに戻ります。
もっとも今以上に円高が進んだり、軽の拡販が計画通りにいかなければ、もう一本減らさなくてはならなくなるかもしれませんが。
マツダもタイ工場の生産が拡大し、メキシコが稼働すれば国内生産を減らさないと厳しいんじゃないかな?