オリンパス、今後2年で2700人削減 製造拠点4割を統廃合

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オリンパス、今期最終黒字70億円に 映像事業黒字化で :業績ニュース :企業 :マーケット :日本経済新聞

オリンパスは8日、2013年3月期の連結最終損益が70億円の黒字(前期は489億円の赤字)になりそうだと発表した。今期の見通しを発表するのは初めて。映像事業で高価格帯のデジタルカメラに経営資源を集中することで13年3月期中の黒字転換を目指す。営業利益は前期比41%増の500億円を見込み、年間配当は前期実績と同じゼロにする。
 
同時に2013年3月期を初年度とする5カ年の中期経営計画を発表した。2700人の人員削減を14年3月期末までに進める。グローバルに見た従業員数の約7%に相当するという。製造拠点も見直し、30ある製造拠点の約4割を統廃合で再編する。人件費をはじめ固定費を削減し、販管費を減らす。

資本提携せずに、内視鏡のあがりだけで資本を積み増ししようにも、デジカメの赤字で食い潰されては浮かびませんからね。

オリンパス、資本増強500億円必要 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

損失隠し事件で悪化した財務の改善を目指し、自己資本比率を今年3月末時点の4・6%から、早期に10%程度まで回復させ、2017年3月末までに30%以上へ高める目標を掲げた。
 
10%確保には500億円程度の資本増強が必要で、今後提携交渉を急ぐ方針だ。
 
オリンパスに対しては、医療事業の拡大を目指すソニーやパナソニック、富士フイルム、テルモなどが出資を打診している。

この500億円というのが、あのニュースと繋がっていたわけですね。

パナソニックが5百億円出資へ オリンパス筆頭株主に - 47NEWS(よんななニュース)

パナソニックが、巨額損失隠し事件で資本が脆弱となったオリンパスに最大500億円を出資する支援で調整に入ったことが5日、分かった。テレビ事業の不振による業績低迷から脱却するため、オリンパスの主力事業である医療分野で業務提携を結び、新たな収益源の確保を目指す。
 
出資により、オリンパスは再建のための合理化資金を賄う。販売力に強みを持つパナソニックと資本関係を持ち、事業再構築に取り組むのが得策と判断した。
 
パナソニックがオリンパスの第三者割当増資を引き受け、筆頭株主となる。出資額について両社は300億~500億円を軸に詰めている。

でも前期に7721億円の最終赤字を計上した会社に、そんな余裕があるのかね?
少なくとも株主総会前には発表できないでしょうね。

オリンパス、カメラ事業をミラーレスと高級コンパクトに集中 - デジカメWatch

映像事業では、デジタル一眼レフカメラから低価格コンパクトデジタルカメラまでを擁していた“全方位戦略”を見直す。
 
今後はノンレフレックス(ミラーレス)カメラと高価格帯のコンパクトデジタルカメラに集中し、収益性の向上を図る。これらのカテゴリーは、同社が先行しているという技術で差別化が可能だとする。ノンレフレックスカメラのラインナップを今後拡充するほか、コンパクトデジタルカメラにはノンレフレックスカメラで培った技術を展開し「XZ-1」や「TOUGH TG-1」に続く“次世代フラッグシップモデル”も投入するとしている。
 
一方、高収益だがトップ2社がシェアなどで先行するデジタル一眼レフカメラや、新興国を除いて低収益の成熟市場だとする低価格コンパクトデジタルカメラへの投資は控える。これにより映像事業は、2013年3月期に営業利益10億円の黒字転換を目指す。2012年3月期は同108億円の赤字だった。
 
カテゴリー別の台数予測では、2017年3月期にレンズ交換式デジタルカメラ(ミラーレス・従来型)が2012年3月期の180%増、高価格帯コンパクトデジタルカメラが同70%増になるとする。対して低価格帯コンパクトは同50%減になるという。このうち「従来型」には、現在ラインナップとして残っているフォーサーズシステム規格のデジタル一眼レフカメラが含まれていると見られる。

むしろフォーサーズごとカメラ事業をパナソニックに譲渡した方が、資本提携するよかいいんじゃないでしょうか?