命奪う「名古屋走り」 事故死ワースト脱却へ苦闘:日本経済新聞
7月上旬のある平日の午後、名古屋市を東西に走る若宮大通の交差点で、右折車線に並んでいた1台の乗用車がいきなり左車線に進入した。進路変更が禁じられている黄色線をウインカーを出さずに越え、周囲を確認した様子もうかがえない。たまたま左車線に車は走っていなかったが、一歩間違えば大事故につながりかねなかった。
愛知県警の白バイが摘発すると、運転していたのは20歳代の女性。違反理由は「美容院の時間に遅れそうだったから」。右折車線が混んでいたので直進することにしたといい、「捕まると思わなかった」と意外そうな表情さえみせた。(中略)
車線変更を繰り返す。車線をまたいで走る。信号が赤に変わる直前に交差点に突っ込む――。愛知県民のドライバーのマナーの悪さは、名古屋走りの言葉とともに全国区になった。(中略)
県内だけにとどまらない。全国の高速道での死亡事故103件(116人、8日現在)のうち、10件(10人)が愛知県居住者が原因だった。事故の1割弱にかかわった計算でこちらもワースト1。「事故を『輸出』しているようなものだ」。県警幹部も頭を抱える。
名古屋だけなのか、愛知県全体がそうなのか。
個人的にはR23ぐらいしか走ったことがないので、なんとも言えませんが。
業界トップ企業を抱える県として恥ずかしいと思わないのかね。
交通評論家の矢橋昇さんは、愛知県内の小学校で交通マナーの教室を開いた際、「黄信号は止まれ」の意味を知らない児童がいたことに衝撃を受けた。「大人も先生も親もルールを守っていない。子供が覚えるわけがない」と矢橋さんは話している。
トヨタはもう少し交通安全の啓蒙にお金を掛けたほうがいいんじゃないか?