「去年と比べると半分くらいですかね」
7月上旬、都内のある家電量販店で、扇風機売り場の販売員は今年の売れ行きについてこう答えた。「昨年ほどではないにしても、もう少し売れると予想していました」と落胆を隠さない。(中略)
扇風機だけではない。エアコンも同様だ。「家庭で使っている古い機種を最新型に買い換えれば、電気代が10分の1程度になる」などとして、昨年6月の販売数量が前年同月比で2割伸びた。こちらも、今年6月の販売数量は前年同月の実績から3割減った。震災前の2010年の6月と比べても2割近く減少している。震災後、消費者に浸透したとされる「節電意識」は、販売の底上げにつながらなくなってきている。(中略)
扇風機と並んで「節電」の象徴的商品だったLED電球も伸び悩んでいる。電球販売全体に占めるLED型の割合は昨年6月に44%に達し、白熱電球を初めて上回った。7月も45%と、2カ月連続でトップのシェアを保った。しかし、8月以降は再び白熱電球とシェアが逆転した。その後、今年6月まで販売シェアは30%台が続いている。シェア15~20%程度の「電球型蛍光管」は上回っているものの、普及が足踏みしている状態だ。
我が家は周回遅れで、節電祭りを絶賛開催中ですが何か?
でもエアコンの消費電力が1/10というのは言い過ぎでは? 10年前のモデルとの比較では、15%位しか下がりません。
一番大きいのはやはり冷蔵庫で、10年前から70%減くらいになります。
元が取れるかどうか関係なくエコ替えした人達の需要が、一巡したということなんじゃないのかな?
今年は比較的電力需給に余裕があるとされる東京電力も、9月には家庭向け電気料金を8~9%引き上げる方針がある。消費者が「節電」に取り組む動機には事欠かないように思える。
それでも、売り場がいまひとつ熱気を欠いているのは、消費者の間に「極端な節電をしなくても大丈夫」と高をくくる雰囲気が広がっているからだ。(中略)
冒頭に紹介した量販店とは別の量販店の販売員はこう漏らす。「白熱電球は1個100円。LEDは2000円。いくら電気代が減らせても、安いものが欲しい人は多い。わざわざお金を多く出して、節電商品を買い求めた昨年の方が特殊だった」。
ただ、今後は東電以外でも電気料金は上がっていくと思いますよ。 我が家の場合も、生活防衛の意味合いが強いです。
高級扇風機が売れ残って、安く買えたら嬉しいな。
でもヨドバシのWebサイトをみると、東芝 F-DLP200(W)とかシャープ PJ-B2CS-Wとか、もう販売終了のモデルも出てきましたね。
買うならお早めに。