太陽光と風力の電源比率は何%まで許容できるか

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太陽光発電の買い取り価格は42円より高い!?:日経ビジネスオンライン

そんななか、エナリスが大量の太陽光発電電力の購入を目指しているのは、前日の天気予報を基に30分ごとの発電量をかなり正確に予測できるようになったからだ。「事前に高い精度で発電量を予測しつつ、供給量の不足分を電力市場から調達しておいたり、最終電力ユーザーに需要抑制(デマンドレスポンス)を要請したりして、電力需給を一致させるノウハウを十分に蓄積してきた」と、エナリスの池田元英社長は言う。(中略)
 
FIT導入と電力自由化の早かったドイツでは、すでに再エネをほぼ100%提供する電力会社が複数登場し、顧客を伸ばしている。1997年に創業したシューナウ電力(EWS)は、水力発電をメインに、太陽光を最大6%混ぜつつ、過不足を天然ガスコージェネレーション(熱電併給)システムの電力で補いつつ、再エネ99%を超える電力小売サービスを実現し、12万世帯に年間5億7000万キロワット時を販売するまで成長した。電力の販売価格は火力や原子力を主体にした電力会社より、やや安いこともあり、倍倍ゲームで顧客を伸ばしている。欧州全土にまたがる電力取引により、ノルウエーなどからも水力による電力を調達できることが背景にある。
 
日本では、出力変動の大きい太陽光と風力が送電線網(電力系統)の20%を超えた場合、大量の蓄電池を導入しないと、電力品質に問題が起きるとの議論がある。しかし、スペインでは風力と太陽光の電力が最大で30%を超えても安定して電力を供給した実績も出てきた。日本でも、再エネの大量導入と電力取引の活発化を並行させれば、市場原理のなかで、太陽光や風力の出力変動をかなり調整できる可能性がある。

ハッキリ言って、再生エネルギーのために蓄電池を入れるなんて愚の骨頂だと思います。 その蓄電池を作るのに、どれだけのエネルギーが使われてCO2が発生するのかと。

家庭単位で電力量の収支を考えていては限界があって、町内とか番地単位で電力の貸し借りができるようにしなければならないのでしょう。
大きな枠では揚水発電に貯めて、家庭での蓄電池は最小限にすべきだと思います。