第二次デジタルアンプ・トライアウト(1stインプレ補足)

SA-S3+ですが、SD-1955+につなげて S-77で聴いてみたら、それほど悪くはありませんでした。 MUSE M21EX2と同じくらいかな?

それでも SA-S1+ほどのインパクトはないですね。 テレビでもオーディオでも、あえてSA-S3+を選ぶ必要は感じられません。

SA-98も同様に S-77で聴きました。
例えば SA-S1+が「スズキ・スイフトSport」だとしたら、SA-98には「トヨタ・カムリ」の余裕を感じます。 どっちも乗ったことないので、あくまでイメージですけど(笑)。

何かが突出して良いというより、精細感、彩度、キレ、響きのどれも高水準ですね。 8千円程度で買えるアンプとしては、文句のない音質です。

ただそれ故か、しばらく聴いていると何か物足りなく感じてきます。 優等生すぎるというか、キャラが希薄というか。
SA-S1+の「小排気量エンジンを能力いっぱい使い切る」感じが魅力的に思えてくるから不思議です。


という訳で、SA-98はテレビ用ということに決定したいと思います。 もともと能率低めなD-M37を駆動するために購入したんですけど。

とりあえずアナログ接続で使いますが、赤外線受光器付きの電子ボリュームキットを手配しました。
これが使えれば、テレビの光デジタル出力をDACで受けて、電子ボリューム経由で SA-98に接続します(SA-98のボリュームは固定)。
そうすれば光デジタル出力でも、テレビのリモコンで音量調節ができるようになります。


オーディオの方は、SD-1955+と SA-S1+の組み合わせとなりますが、こちらはDAC、アンプ共にまだ変更の余地がありそうです。 SA-S1+だと、時にうるさく感じてしまうかも。

理想は「いつも新鮮に聴けて、聴き疲れしない音」です。 「対決しない音」というか「毎日食べても食べ飽きない音」といえばいいかな?

気分や体調がいい時はノリノリで、弱っているときは寄り添うような音です。
機材を使い分けるとか、イコライザーを使うというのはナシで。
最高の妥協点を見つけたいと思います。