おトクなナイト vs 夜得プラン

前の記事で「おトクなナイト10に変更する」と書きましたが、東電は5月から4つの料金プランを追加しています。
そのうちの1つが「夜得プラン」です。

「夜得プラン」は夜21時から朝5時までの8時間がお得な時間帯になります。 「おトクなナイト8」も同じく8時間ですが、こちらは夜23時から朝7時までです。
基本料金はどちらも1260円ですが、従量料金の単価は「夜得プラン」の方が若干高めです。

「おトクなナイト」の優位性は動かないと思いますが、念の為にシュミレートしてみましょう。

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意外や意外、「夜得プラン」はどのレベルでも経済性が高いです。
最後の蓄電池では後塵を拝しているように見えますが、蓄電池からの放電時間帯を「夜得プラン」に合わせた場合は-2565円となり、「おトクなナイト10」には負けますが「ナイト8」には勝ちます。
本当は「おトクなナイト8」と「夜得プラン」の中間になる、夜22時から朝6時までが夜間料金というのがベストなんですけどね。


ところで蓄電池ですが、このシュミレーションでは昼間の時間帯に放電して、太陽光発電を出来るだけ売電するようにしています。

しかし最近の蓄電池は売電価格がダブル発電(31円/kWh)に下がらないように、太陽光が売電中は放電をストップする仕様になっているものが多いです。
ONEエネルギーのNEC製蓄電池もその1つで、Webサイトを通じて質問したところ、「売電の押し上げ効果はありません」とのこと。

でもエコウィルやエネファームを設置済みで、最初からダブル発電になっているところは、遠慮無く昼間も放電してもらった方がいいですよね。

第一、太陽光が売電中は放電しないなら、放電して意味がある昼間料金の時間帯は、日没後から夜間料金が始まるまでの数時間しかありません。
でもその時間帯はエコウィルがお湯を作るために発電しているので、放電する必要がないんです。

ダブル発電がマイノリティなのは理解していますが、わざわざ不経済になるような仕様にするのはやめてもらいたいところです。