北海道電、電力網に大容量蓄電池 再生エネ拡大 :日本経済新聞
昨年7月から始まった再生エネの固定価格買い取り制度に伴い、土地の取得が容易なことなどからメガソーラー(大規模太陽光発電所)事業などに参入する事業者が急増。ただ太陽光発電や風力発電は気象条件などにより発電量が大きく変動し、大量に導入した場合には電力網の電圧や周波数に影響を与えかねない問題があった。
このため北海道電は受け入れ能力に限界があるとして4月に電力網への接続を太陽光発電分(出力2千キロワット以上)については40万キロワットに制限すると発表。今後各地でメガソーラーなどの建設が進めば他の電力会社でも同じ問題が起きる可能性があり、再生エネ普及に向けた課題になっていた。北海道電は新型蓄電池により導入可能量を1割程度増やせるとみられる。
住友電工が納入するのは同社が開発を進めてきた「レドックスフロー電池」と呼ばれる大容量蓄電池。寿命は20年程度持つ。実用化で先行するリチウムイオン電池の倍の長さだ。電気を大量に蓄えても発火を防げるなど安全面にも優れている。
「レドックスフロー電池」なんて初めて聞きました。
それはいいけど、北電は風力発電の受け入れ拡大のために、送電網の整備にカネを使うべきでは?