クライスラー、フィアットと経営統合へ 上場方針転換 :日本経済新聞
イタリア・フィアットは米クライスラーを完全子会社化し、実質的に経営統合する。クライスラーは株式を公開し上場する計画を進めていたが、方針を転換する。両社合計の2012年の世界販売台数は約420万台。ホンダを上回り7位となる欧米連合が誕生する。
クライスラー株はフィアットが58.5%を、全米自動車労組(UAW)の医療保険基金が41.5%をそれぞれ保有している。フィアットは1日、同基金からクライスラー株をすべて買い取ることで合意したと発表した。1月20日に買収を完了する。
買収額は36億5千万ドル(約3800億円)。クライスラーが19億ドル、フィアットが17億5千万ドルを拠出する。いずれも手元資金で支払う。
元々IPOはUAW医療保険基金からの株式買取のためのブラフだった訳で、マルキオーネCEOの勝ちということでしょう。
ただ、経営統合したからといって勝ち残れるほど甘くない業界なので、今後の舵取りに注目ですね。