ホンダ、米国販売車ほぼ全量現地生産に 為替変動リスク回避 :日本経済新聞
ホンダによると2012年末時点で米国で売る「ホンダ」ブランドの車の91%を北米(メキシコ含む)で生産している。年20万台の生産能力を持つ工場をメキシコに建設することで、年内にも同比率が98%に高まる。高級ブランド「アキュラ」を含めても95%になる。一部のハイブリッド車(HV)やプラグインHVを除いて北米で量産する体制となる。メンデル氏は「今後も(比率は)高まるだろう」と話した。
ホンダは北米の生産比率を高める狙いについて「輸送コストを削減できるほか、為替の変動リスクも避けられる」(米国ホンダのマイケル・アカビティ上席副社長)と説明した。フィットをメキシコ製に切り替えることで、米国でどの程度コストを下げられるかは明らかにしなかった。「地元の需要変化に迅速に対応できる」という利点もあるという。
為替が1115円/$くらいになったら分かりませんが、もう対米輸出が以前の水準に戻ることはないでしょう。