トヨタ・3代目ハリアー もしかして“クルマ版EXILE?” - 【小沢コージの結論】若者のクルマ離れとはなんだったのか? 日経トレンディネット
実はこのハリアー、不肖オザワが去年を含めてここ1年間、一番印象に残った車かもしれない。正直に告白するが情けない話、オザワはこのストーリーをまるで読めていなかった。10年前にデビューしたハリアーがなぜ今頃フルモデルチェンジしたのか? と単純に思っていたし、万が一にも若者にバカウケだとは思ってもみなかったからだ。
1990年代終わりに初代が爆発的にヒットしたことは覚えているが、そのままレクサスRXになんとなく移行したと思っていたし、実際にトヨタもその戦略で数年前までは進んでいたのだ。
だが、クルマは作り手のモノであると同時に、ユーザーのモノでもある。ユーザーは初代、2代目が作った「ハリアー」ならではの魅力やイメージを忘れていなかったし、予想以上に長く深く愛された。それも驚くべきことに20代の若者を中心にである。
聞いてビックリしたが、とある地方のディーラーに若い顧客がハリアーを買いに来て、予算が合わないからと諦めて帰ったことがあったとか。すると驚くなかれ1年後、その顧客がバイトをしてお金を貯めて念願のガソリン版ハリアーを買って帰ったそうだ。まさに1980年代デートカーエピソードの再来! ハリアーにはそういう不思議な魔力があるのである。
RAV4のシャーシーで出来たハリアーというと、ちょっと有り難みがないような気もしますが、そこはそれ。 大事なのは上屋とインテリアですからね。
この調子で、カリーナEDとか復活させてみてはどうでしょう?