アングル:ブラジル自動車産業に「赤信号」、販売・輸出減のなか生産拡大 | Reuters
アナリストらによると、ブラジルでは2017年までに、年600万台の自動車が生産されることになる。一方、ブラジル国内の販売台数は、400万台に達するかどうか、という状況だ。
アナリストは、国内販売や輸出が不振ななか、生産能力が拡大している理由として、高圧的な産業政策や、新興市場に関する行き過ぎた幻想、などを挙げている。
IHSオートモーティブのアナリスト、ギド・ビルドゾ氏は、ブラジルの自動車販売が過去10年間に平均10%増加したことを受けて、業界全体が興奮状態に陥り「先を争って時流に乗ろうとした」と話す。
市場が縮小し始めているにも関わらず、自動車メーカーは今でも、地元の組み立てラインに年間およそ50億ドルを投資しているという。
まさしくチキンゲームですね。 ブランド力かコスト競争力がないメーカーは脱落してしまうかも。