トヨタ、新世代低燃費エンジンを発表 新型パッソから

トヨタ、熱効率38%などを達成した新型アトキンソンサイクル低燃費エンジン説明会 / ホンダとは排気系の作りが異なり、マツダとは直噴でないところが異なる - Car Watch

そのため、燃焼改良と損失低減技術を進化。高タンブル(縦渦)による急速燃焼の実現、4-2-1排気管による効率のよい排気や燃焼室温度コントロールによる高圧縮比化、アトキンソンサイクルや大量クールドEGRによるポンピングロス低減を図った。また、エネルギーロスにつながるフリクション(摩擦)については、ピストンスカート表面改質、樹脂コートベアリングなどによって、さらなる低減を図っている。

これにより、NR型1.3リッターガソリンエンジンでは2800~3000rpm時に最大熱効率38%、KR型1.0リッターガソリンエンジンでは2400rpm時に最大熱効率37%を実現した。いずれも前モデルでは、最大熱効率は35%とのことだ。

熱効率を高めるために、これらのエンジンではアトキンソンサイクルを採用(正確には、アトキンソンサイクル運転とオットーサイクル運転の領域をVVTによって制御している)。同様のアトキンソンサイクルを採用するエンジンを持つメーカーとして、本田技研工業やマツダがあるが、それらとの違いを、「ホンダさんに関しては排気系の作り、マツダさんに関しては直噴でないのが違い」と表現した。

ホンダのはシリンダーヘッド一体型エキマニだからね。
何か画期的な技術でブレークスルーした訳ではなく、細かな最適化の積み重ねですね。 スタンダード(「当たり前」)を塗り替えるのはその繰り返しです。