窪田順生の時事日想:マクドナルドが異常に叩かれている、もうひとつの理由 - Business Media 誠
つまり、今回のマクドナルドバッシングは「異物混入」に端を発しているように見えるが、実はそうではなく、もっと別のきっかけがあると考えるべきなのだ。
そこで、ひとつの可能性として浮かびあがる理由が、「マクドナルドの弱体化」である。
マスコミというのはよく「水に落ちた犬を打つ」なんて揶揄(やゆ)されるように、これまで他を寄せつけなかった強い者がガクッと膝をつくとか、大企業がグラっと傾くと急に攻撃を始めることがある。
弱い者を叩いたって誰も興味を持たないし、強い者に歯向かうと報復されるからやらない。 むしろ賞賛して持ち上げたりもします。
そして落ち目になったときにここぞとばかりに袋叩きにするのがマスコミというものです。 かつてのトヨタもそうだし、最近ではホンダもそんな感じですね。 もし自己弁護しようものなら「言い訳するな」とかさらに攻撃されるので、非がある部分を改善しながら嵐が過ぎるのを待つしかないのです。
マスコミがネットの炎上を批判することがありますが、もともと「マッチ・ポンプ」はマスコミの十八番ですからね。
これもまた「表現の自由」です。