トヨタやVWの合弁会社もグループ内に・・・第一汽車トップに「規律違反」の疑い (サーチナ) - Yahoo!ニュース
中国共産党中央規律検査委員会と中国政府監察部は15日、第一汽車集団の徐建一董事長(会長)を重大な規律違反の疑いにより調査していると発表した。第一汽車集団は中国の三大自動車企業のひとつで、グループ内にはトヨタやフォルクスワーゲンなどとの合弁会社もある。第一汽車集団本体の株式上場は、中国自動車業界の大きなテーマとされてきた。徐董事長の取り調べにより、同社活動が影響を受ける可能性もある。
中国共産党は腐敗の減少・撲滅を目的に、全国各地政府や公共事業体、国有企業の検査を続けている。第一汽車集団に派遣された検査チームは1月30日の時点で、「多くの腐敗問題がある。カーディーラとしての契約締結時、あるいはカーディーラ企業の株式保有などに関連して、特定の人物に利益を図っている」などとするリポートを発表した。徐董事長も同見方について「実情と完全に合致する」と表明した。
「虎」なのか「蝿」なのか分かりませんが、今年の生贄になった模様です。
別件ですが、メディアを使ったキャンペーンも行われています。
「(日産の中国合弁会社である)東風日産の修理対応は故障を誇張し、暴利をむさぼるずさんなものでした」。毎年3月15日の「世界消費者権利デー」にあわせて放送する「3.15晩会」。今年の目玉になったのが、日産やVWの系列販売店の修理対応だ。
CCTVは隠し撮りを交えて各社の対応不備を批判した。東風日産の場合は取材班が故意にプラグを外して持ち込むと、部品の交換が必要だとして法外な修理費を要求されたという。VWや独ダイムラーの高級車「メルセデス・ベンツ」の販売店も同様の「修理費水増し請求」を繰り返していたとして批判した。
「3.15晩会」は春節(旧正月)の歌合戦番組に次いで視聴率が高いとされ、影響力は絶大だ。1991年の放送開始以来「消費者保護」を合言葉に、悪質企業を批判する「調査報道」番組として人気を集めてきた。だが最近は品質やサービスに問題があるとする外資企業を大々的に暴く「外資たたきショー」の様相を強めており、行き過ぎた演出も目立つ。
中国は怖いところですね。