ここまで フレッツ・ミルエネによる HEMSの導入を推進してきた訳ですが、肝心なピースが欠けていました。
それはエコウィルの HEMS対応です。
エコウィルには高機能リモコン「エネルック」が搭載されています。 これは通信以外の HEMSとしての機能はほとんどカバーできてしまうスグレモノです。
太陽光発電システム(ホンダソルテック製)を後から追加したときも、電力測定ユニットを追加することで「エネルック」側で一括して管理出来ています。 太陽光発電側にもネットから発電量を確認する機能はあるのですが、全く使っていません。 液晶モニターも外してしまいましたし。
このように素晴らしい「エネルック」なんですが、ネットワーク対応という点では情報が非常に少なくて困っていました。
大阪ガスのHEMSである「エネルックPLUS」の場合はネットアダプタというのを付加することでネットワーク対応が可能なようですが、契約している都市ガス会社を通じてノーリツに確認していただいたところ、「大阪ガス・東京ガスブランドのエコウィルと貴殿のエコウィルは同等年式のものであってもスペックが違うため、ネットアダプタを接続しても機能しない」と回答がありました。
「困ったな、こりゃハッキングするしかないかな?」と思っていたのですが、Google大先生のお導きにより以下のような製品を見つけました。
熱源機部材エコーネットライト
東京ガスLIVING ONLINE デジタルカタログ F-EL-1 エコーネットライトアダプタ
上記のドキュメントを見ると、従来のネットアダプタとエコーネットライトアダプタ(F-EL-1)は別物のようです。 またF-EL-1とエコウィルは、VCTF 0.75sq 3心(黒・白・赤)の熱源機通信ケーブル(リモコン端子台)により接続されるようです(F-EL-1の電源も熱源機通信ケーブル経由)。 「インテリジェント通信」という奴ですね。
これは東京ガスの TESリモートプラス というホームオートメーションシステムで使用される機材のようです。 Q&Aのページを見ると、しっかりエコウィルも対応熱源機に入っています。
ただ我が家が契約しているのは東京ガスではないので、リモートプラスには加入できません。 加入する必要もないし、加入したくもないですが。
この F-EL-1 というのが本当に ECHONET Liteに準拠したアダプタならば、リモートプラスに加入していなくてもミルエネや AiSEGから認識されるハズです。
エコーネットコンソーシアムの認証リストに掲載されていないのがちょっと心配ですが...
あとは東京ガスが(あるいはノーリツが)このアダプタだけを売ってくれるのか? ということにかかっています。 エコウィルを導入したときも機材は東京ガス経由だったりしたので、門前払いということはないと思いますが...