中国、1980年代以降で初めて粗鋼生産量が前年を下回る

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中国で生産調整が拡大、VW減産 日本勢にも影響  :日本経済新聞

景気が減速する中国で、製造業の生産調整が本格化している。自動車や建設向けの需要が落ち込む鉄鋼の生産は今年、1980年代以降で初めて前年を下回るのが確実な情勢だ。独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)が減産を始めたほか、建設機械大手の日立建機は8月の工場稼働日数を通常の半分にする。生産減は中国景気を一段と下押ししかねず、世界経済の不安要因になっている。
 
中国国家統計局によると、今年1~6月の粗鋼生産量は4億1千万トンで、前年同期比で1.3%減少した。河北鋼鉄集団(河北省)など国内大手が減産に動いている。
 
一方、7月の乗用車の生産台数は前年同月に比べて26.3%減少した。マイナス幅は6月の11%から大きく広がった。中国の新車販売台数は7月まで4カ月連続で前年割れが続いている。
 
販売が振るわないVWは6月から部分的な減産を始めた。8月も一部の工場で休業日数を増やすなど減産を続けているもようだ。米ゼネラル・モーターズ(GM)は生産計画の下方修正を迫られる可能性が高い。

中国依存度が高い企業ほど、打撃も大きくなるでしょうね。