NOx後処理装置がないマツダのディーゼル技術は凄い!?

【池原照雄の単眼複眼】VWショックで再認識…NOx後処理装置がないマツダのディーゼル技術 | レスポンス

「クリーンディーゼル」と呼ばれ、各国・地域の最先端の排ガス規制をクリアするDEでは通常、NOxの低減には触媒、あるいは排ガスと尿素水を反応させるなどの後処理を施している。尿素水方式は大型トラック用のDEで実用化されているし、トヨタ自動車も今年開発した2.5リットルと2.8リットルのSUVやピックアップトラック用の新世代DEに採用した。
 
マツダのSKYACTIV-Dと呼んでいるDEには、そもそもNOxの後処理装置がない。DEでは常識外れともいえる低圧縮比にしたエンジンでの燃焼により、NOxなどの抑制につなげているのだ。つまり、DEでは通常18程度となっている圧縮比を、『CX-5』などに搭載されている2.2リットルのSKYACTIV-D(2012年発売)では14.0とし、世界の自動車用DEでは最も低くした。

その(現行)SKYACTIV-Dでも研究室じゃなくてリアルワールドで米国の Tier2Bin5をクリア出来ないから、未だに投入出来てないんじゃないのかな?

マツダのクリーンディーゼル「SKYACTIV-D」、北米導入を延期…新型 アテンザ | レスポンス

北米マツダは当初、2014年春に、2.2リットル直列4気筒ターボディーゼルのSKYACTIV-Dエンジン搭載車を『マツダ6』(日本名:アテンザ)に設定し、現地で発売する計画だった。しかし、この導入時期がずれ込むことに。その理由は何か。
 
北米マツダによると、SKYACTIV-Dエンジンは現状のままでNOx削減装置を追加しなくても、米国の排出ガス基準を満たすことは可能だが、燃費とマツダ車らしいパフォーマンスのバランスを取るためには、さらなる開発が必要と判断したためだという。
 
米国市場への導入が実現すれば、日本メーカーとしては唯一、米国でクリーンディーゼル搭載車を用意することになるマツダ。北米マツダは、「発売時期やエンジン諸元、燃費などの詳細データは、後日明らかにする」と説明している。

その後どうなったのか音沙汰なしです。

マツダ、「違法なソフトウェア、ディフィートデバイスは一切使用していない」 - Car Watch

マツダは、法令遵守の精神に基づき、全てのガソリンおよびディーゼルエンジンを、各国の規制に厳格に適合させており、違法なソフトウェア、ディフィートデバイス(無効化機能)は一切使用しておりません。お客様におかれましては、今後も安心してお乗りください。
 
マツダは、「走る歓び」を追求しながら、燃費向上/CO2低減と、排出ガスを可能な限りクリーンにする事を責務としております。それは過去においても将来においても変わらぬ課題と捉えており、内燃機関の基本機能である“理想の燃焼”の追求を含む技術開発を続けてまいります。
 
また、各国当局が検討を進めている、実走行をベースとした排出ガスの新しい認証試験方法であるWLTC(Worldwide harmonized Light-duty Test Cycles)やRDE(Real Driving Emissions)などについても、連携した対応を進めていきます。

理想を追求するマツダのことなので大丈夫だと思いますが、具体的なデータを示してユーザーの不安を払拭してほしいですね。

国交省、国内メーカーに排ガス規制適合か報告指示 (AFP=時事) - Yahoo!ニュース

国土交通省が通告したのは、国内でディーゼル車を販売しているトヨタ自動車(Toyota Motor)、日産自動車(Nissan Motor)、マツダ(Mazda)、三菱自動車(Mitsubishi Motors)の4社と、欧州自動車ブランドの輸入販売業者。自社のディーゼル車に排ガス検査を不正に合格できるソフトウエアを搭載していないかどうか、10月2日までに報告するよう指示した。これまでに韓国、英国、フランスも同様の措置を発表している。

問題無いとは思いますが。