VWの排ガステスト不正問題、全世界に拡大…1100万台の可能性も (レスポンス) - Yahoo!ニュース
この問題は9月18日、米国EPA(環境保護庁)が発表。フォルクスワーゲングループが、米国の排出ガステストの際、違法なソフトウェアを使用。このソフトウェアはテスト時に、排出ガス浄化機能をフル稼働できる。しかし、このソフトウェアを用いると、通常の走行時の排出ガス浄化機能は、大幅に低下。排出ガス中の有害物質のひとつ、NOx(窒素酸化物)は、米国の排出ガス基準の10-40倍にも達するという。
今回のフォルクスワーゲングループの発表によると、違法なソフトウェアが装着されていたのは、「EA189」型と呼ばれる直列4気筒ターボディーゼル「TDI」エンジン。フォルクスワーゲン車をはじめ、アウディ車など、グループ各車に広く搭載されている主力エンジンのひとつ。
米国では2009-2015年モデル、およそ48万2000台が該当。今回、フォルクスワーゲングループが発表した約1100万台という数字は、この問題が全世界に広がる大規模なものになることを示している。
全くもって香ばしい事件ですね。
フォルクスワーゲンCEO改めて陳謝、当局への全面協力約束 (ロイター) - Yahoo!ニュース BUSINESS
ウィンターコーン氏は自社のウェブサイトに掲載したビデオ声明で、数百万人の「信頼を裏切り、際限なく申し訳なく思う」と陳謝した。
また「迅速で広範囲にわたる解明が、現在最も優先すべきことだ」と指摘。「非常に明確な形で言えば、VWで不正行為を二度と繰り返してはならないということだ」と語った。
焦点は、経営陣や監査役会がこれを知っていて黙認していたのかどうかですね。 もしそうだとすると米国の懲罰的賠償金は途方も無い額になりそうです。
ピエヒ会長の辞任劇や、庄司VGJ社長の突然の退任にも関係あるんじゃないか?という憶測もしてしまいますね。
VW排ガス試験不正、EUが各国に法の厳格適用要求 (ロイター) - Yahoo!ニュース BUSINESS
EUは過去数年間、域内の新車試験手続きの厳格化にむけた取り組みを進めてきた。
ただ、ドイツなど加盟国は、厳しさを増す規制内容を緩めようとロビー活動を展開。監督体制の不備を黙認したとの指摘も当局者らから出ている。加盟国の多くが、窒素酸化物(NOX)のEU安全基準に違反した。
今回の事態を受け、EU執行機関の欧州委員会は、各国当局との会合開催を呼び掛けている。EUが排出規制を設定し、試験手順を定めるが、加盟各国がそれらを実施するほか、必要なら承認を取り消し、罰金を科すことになっている。
「北米だけ」と言っていたのが全世界に波及したいま、VWのみならず欧州メーカーすべてに疑いが広がるのは避けられないでしょう。 データを開示して明確に否定してもらいたいですね。
排ガスデータ改ざんを隠ぺいするのは困難=VW不正で日産社長 (ロイター) - Yahoo!ニュース
ニューヨークでロイターの取材に対してコメントした。ゴーン社長は、独VWで発覚した不正問題について、世界の自動車メーカーと消費者との間の「信頼」の問題をあらためて提起した、との認識を示した。
社長は、VW内で何が起きたのかに関してコメントを控えたが、会社内部でそのような不正が行われていた場合、大勢の人が知っていた可能性が高いと指摘。「隠し通すことができるとは思わない」と語った。
VWが一部のディーゼルエンジン車に違法ソフトウエアを搭載し、米国で排ガス規制を不正に逃れていた問題が発覚して以来、ほかの自動車メーカーも不正に手を染めていたのでは、との疑念が広がっている。
ごく一部の人間が行った不正とは考えられませんね。 VWのエンジン開発部門や認証部門で相当数の人が知っていたのでしょう。 内部告発などの自浄作用が働かなかったのは残念です。
フォルクスワーゲンCEOが辞任…排ガス規制逃れ問題で引責 (レスポンス) - Yahoo!ニュース
これは9月23日、フォルクスワーゲングループの監査役会が明らかにしたもの。「マルティン・ヴィンターコルンCEOからの辞任の申し出を受理した」と発表している。(中略)
ヴィンターコルンCEOに関しては9月上旬、2016年末までのCEOとしての任期を2年延長し、2018年末までにすることが内定したばかり。トヨタを世界新車販売と収益性で上回り、世界一の自動車メーカーになるという同CEOの目標は、志半ばにして、次の経営陣に委ねられることになる。
当然そうなりますね。
VW次期CEO、ポルシェ責任者が最有力候補=関係筋 (ロイター) - Yahoo!ニュース BUSINESS
関係筋2人は、3人の中でもポルシェのトップ、マティアス・ミューラー氏がグループ内での経験を評価され、最も有力視されていると語った。
このほか候補に上がっているのは、アウディの責任者、ルパート・シュタートラー氏とVWブランドの責任者、ヘルベルト・ディース氏。
過去も含めて、この問題に関与していないのが前提ですが、でも取締役会に連座している人の場合、内部昇格でいいのかという疑問も残ります。