完全雇用なのにGDPが伸びないのはなぜ? | 政策 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
なぜ、人手不足にもかかわらず、企業はフルタイムで労働可能な正規雇用ではなく短時間労働の非正規雇用ばかり増やすのか。背景には企業側は処遇をよくして正規雇用での採用を増やしたいと考えているにもかかわらず、正規雇用が可能な若年層が枯渇しているという現実があるためだと思われる。
メディアでは、非正規比率が4割に到達している事実が悲観的に報じられるが 、「企業がコストの高い正規雇用を忌避して、非正規雇用を増やしている」という昔馴染みの論点で見てはならない。(中略)
こうした現状を総括すると、「正規雇用で採用できるならば採用したいが、それ相応の人材を見つけるのが困難なので非正規雇用で対応している」というのが実態であり、少なくとも非正規雇用を強いられるという意味での「かわいそうな若年層」という状況は確実に変わりつつある。
企業が正規雇用したいのは若年層であって、かつて就職氷河期とリーマンショックを経験した30代以上のフリーターたちは、その恩恵には与れないということでしょうか?
なんともやりきれんですな。