昨日の朝、帰国しました。
昔の海外出張は行き先に関係なくすべてビジネスクラスでしたが、リーマン・ショック後はある距離を超えるとビジネスクラスになります。 最後に乗ったのは2009年1月のマレーシアからの帰国便なので8年ぶりです。
今回はJALの787です。 ビジネスクラスの席数が多めにとってありますが満席でした。 ボックスシートは完全にフラットになります。
今は窓側でも人を気にせず通路に出られるので、わざわざ通路側を選ぶ必要はあまりないですね。
フライト確定後、JALのサイトから和食で予約を入れておきました。 順番によっては売り切れの場合もあるので。
これが前菜です。 量多すぎ。
んでこれがご飯。 味はふつー。
フライトマップ見てたら、ちょうど下関の上空を通過していました。
フライト時間は7時間強。 到着1時間半前に軽食が出ます。
インディラ・ガンジー国際空港に着いて、ピックアップのクルマでホテルへ。 ここは珍しくキッチンがあります。
英国式なのか湯船はなくシャワーのみ。 もっとも、湯船があったとしてもお湯が出ない(真夏の水道水くらいの温度)ので、意味が無いですね。
朝食はインド料理のみ。 そこそこイケます。 頼めばオムレツも作ってくれるし。 たまに薄いときもありますが、コーヒーの味もまあまあ。
デリーのような都会は別として、田舎では信号はほとんどなく(あってもみんな守らない)、ランナバウト(ロータリー)です。 横断歩道はあってもクルマは平気で突っ込んでくるので、歩行者が気をつける必要があります。
ちなみにインドのドライバーはクラクションを頻繁に鳴らします。 でもイラツイているとか殺気立っている訳ではありません。 自分の存在を常に周囲に知らせて事故を予防するためのようです。 トラックの荷台の後ろに「BLOW HORN」と書かれていることもあります。
これまでタイ、インドネシア、マレーシア、台湾と行きましたが、どこでもホテルの近くに日本食レストランがありました。 これは周囲に日本企業が多かったからでもあるのですが、今回は全くありません。
仕方ないので最初の2週間は、晩飯は隣のショッピングモールの中にあるマクドナルドでした
ホテルのサービスで缶ビールが2本もらえるので、毎回テイクアウトして部屋で食べました。
一番よく食べたのはフィレオフィッシュで、日本で食べるのと味は全く変わりません。 「どこで食べても味は同じ」というのがどんなに有り難いことかがよくわかりました。
ナゲットは(すでに1個食べたあとですが)6個入りです。 ソースはバーベキューとマスタードでこれまた同じ。
フィレオフィッシュとともによく食べたのがマックチキン。 デカいナゲットを挟んだ日本でもお馴染みのアレです。 そういうときはフライドポテト(ラージ)も頼みます。 揚げ油の管理がきちんとされているようで、匂いも強くなくカラッと揚がっています。
最初の頃は店員が「セットメニューの方が安いですよ」と言ってきたのですが、「オレは部屋でビールと一緒に食いたいんだ!」と言ったら納得してくれました。 VAT込みでも260Rpくらい(約420円)なんで日本と同じくらいですね(インド人には高いと思いますが)。
奥の赤い缶が「キングフィッシャー」のストロング(アルコール度数が9%もある)。 グリーンの缶の「プライム」の方が軽くて美味しいんだけど。
インドらしいものといえば、ベジタリアン向けに「マックベジバーガー」というのがあります。
ざっくり言うと「カレーコロッケバーガー」ですね。 悪くない、というか美味しいです。
毎晩マックで大丈夫か!?という心配もありましたが、意外にも体重増加も見られず問題はなかったですね。
食物繊維は朝食でたくさん摂るようにしてましたし、会社での昼飯は日本人用の日本食(290Rp)でした。
ホテルに帰って19時前には晩飯を食べ終わるので、その後はつまみなしに焼酎お湯割り2杯飲むだけです。 ある意味ヘルシーな部分もありました。
塩分の摂り過ぎにさえ気をつければ問題ないと思います。
最初の2週間はホテルとモールの敷地から1歩も外へは出なかった(会社へはタクシーで送迎)のですが、土日休みの週末にGoogleMapsで見つけたレストランに行ってみることにしました。
この広場は少年たちが草クリケットをしたり、牛が草を食べにくるところです。 近道なので突っ切ります。
せっかくインドに来たんだから、ちゃんとしたインド料理を食べたいですね。
インドはITリテラシーが高い人が多いのか、GoogleMapsでレストランを検索するとレーティングがされています。 4つ星以上から間違いなかろうと行った店がアタリで、8回くらい通いました。
バターチキンカレーも美味しかったですが、ドメスティックチキン(ホームスタイル)とガーリックナンが美味しかったですね。
インドでは普通のタクシーはあまり走ってなく、あっても会社からは「流しのタクシーには絶対に乗らないように」と言われていました。
庶民の足は大型の路線バス(エアコンなし)か、オートリキシャと言われる小型の3輪車です。 ただこれも同じ方向に行く人を募って乗り合いで走るのですが、外国人が一人で借りると割高になるうえにボラれます。 結局乗ることはなかったです。
今回は現地SIMを使わなかったのですが、ホテルでは(遅いものの)WiFiが使えました。
ネットを見てたらインドの「ビリヤニ」が美味いというので頼んでみました。 隣のヨーグルトソースをかけて食べます。
スパイシーな炊き込みごはんですが、インディカ米(長さが14mmくらいある)の味も気にならないし美味しかったです。 上に乗っているのはパニールというカッテージチーズ(味はクセがなく豆腐っぽい)。
インドってもっとたくさんバイクが走っているのかと思いましたが、それほど多くはなかったです。 マレーシアと同じくらいかな?
合弁を解消してかなり経ちますが、まだ「ヒーロー・ホンダ」のバイクもたくさんあります。
これは「CD Delux」ですね。 ベンリィ90にタイカブC100EXのボアΦ50のシリンダー&ピストンに変えて、ビッグタンクを載せたような構成です。
これはチキン・ハッカ・ヌードルとカリ・ミルチ・チキン。 中華メニューも出すレストランも多いです。
ハッカとは「客家」のことで、要するに中国風の焼きそばですね。 少し薄味でしたが美味しかったです。
「カリ・ミルチ」は黒胡椒のこと。 パクチー入りヨーグルトソースに漬けてから焼いてあります。 タンドリーチキンも食べましたが、個人的にはこちらの方が好みでした。 となりのグリーンソースを掛けると、さらに味に深みが出ます。
出張期間も終盤に入り、現地のスタッフから食事に誘われました。
美味しいインド料理と食べたあとに、「最後にパンを食べましょう。口がさっぱりしますよ」と連れて行かれたのが、インドの道端によく立ってるボックススタンド。
なんかの葉っぱにマスタードっぽい液体を塗ってます。
ナッツやら何やら載せてますね。 一応、虫とかは入ってなさそうです。
綺麗に折りたたまれて渡されたのがこちら。 液体が垂れるので一口で頬張ります。
葉っぱ(柏の葉をもう少し薄くした感じ)がモゴモゴするし、色んなナッツやスパイスが口に溢れますが、とにかくよく噛んで飲み下すしかありません。 水がなかったので辛かったです。
これはパーン(Paan)というものだそうで、確かにちょっと清涼感があります。 ガムを噛んだ方がマシですけどね。
人間慣れるのは早いもので、クリケットをやってるど真ん中だろうが、牛の群れが草を食ってようが、平気で広場を横断できるようになりました。
でも狭いところを牛とすれ違うときは、さすがにちょっとビビります。 向こうは全く意に介しませんが。
こちらは合弁解消直前くらいのモデルと思われる「CD Splendor」。
インドでは3名以上の乗車を想定しているのか、トップケースを取り付けているのは見たことがありません。 サイドバッグもしくはハードケースを片側のみ取り付けるのがポピュラーです。
こうして32日間の出張を終えて帰国したわけですが、スーツケースをJAL ABCに預けに行ったらいつもと様子が違います。
なんと隣のライブコーヒーが閉店してる! いやー、ここは何度も利用していたのでとても残念です。
地下の7-11でコーヒー売ってるし、影響を受けたのかな? 同社のサイトにはまだ店舗紹介が載ってて、懐かしい店長さんの写真があります。 お世話になりました。
帰国して最初に食べたのは吉野家の牛丼でした。 インドではチキンかマトンくらいしか食べられないのでね。
次に行くときは牛丼のレトルトを持っていくことにしよう。