IPv6で通信できているかを知りたい! - いまさら聞けないWindows 10のTips - 窓の杜
IPv6で接続できているかどうかを確認したいときは、外部のIPv6確認サイトを使うのがもっとも簡単です。たとえば、“http://test-ipv6.com/”などにアクセスすると、IPv6に対応しているかどうかが表示されます。
この記事を読んで、「http://test-ipv6.com/」にアクセスしてみました。
結果はこの通り。 Not Readyですね。
でもPCのネットワーク接続では、IPv6のアドレスは与えられているようです。
ウチの回線はフレッツ光ネクスト、ISPはインターリンクです。
インターリンクでは「IPv6接続サービス」というのを2016年8月8日から開始しているようで、それを申し込まなければならないようです。 料金は無料ということなのでさっそく申し込みました。
それでルーター(PR-500KI)のIPv6 PPPoE接続をいろいろと弄ったのですが、接続できず...
■注意
・無料体験期間中のお申込みはできません。無料体験期間終了後にお申込みください。
・NTT東日本および西日本の「フレッツ・v6オプション」の契約は不要です。
・IPv6 PPPoE対応のブロードバンドルーターが必要です。NTT東日本・西日本から貸与されるひかり電話ルーター・ホームゲートウェイ(PR-500KIなど)では利用できません。
・IPv6接続サービスに関するユーザーサポートはお受けしません。お客様の自己責任にてのご利用をお願いします。
・IPv4とIPv6を同時に使用する場合、2セッションを消費します。
・ZOOT、ZOOT NEXTサービスにおける、サービス提供対象ログインIDを退会されますと、併せて本サービスも利用できなくなります。
・IPアドレスは、初回の接続認証時に決定され割り当たります。その後何度接続しても同じIPアドレスが割り当たります。ただし、長期間接続がない場合、利用していたIPアドレスが解放され、別のIPアドレスが割り当たる場合がありますので、ご注意ください。
よく読むと「PR-500KIはNG」と書いてありますね。 「ユーザーサポートなし。お客様の自己責任」とか、やる気ないだろ?
NTT東日本の説明だと、PR-500KIでもIPv6 PPPoE接続はできそうなんですが、
ひかり電話ルーターのIPv6によるインターネット(IPv6 PPPoE)接続への対応について | お知らせ・報道発表 | 企業情報 | NTT東日本
3.対応予定ISP事業者様(平成26年2月末現在)
本機能に対応予定のISP事業者様は以下のとおりです。なお、本機能を利用したインターネット(IPv6 PPPoE)接続の対応時期については、各ISP事業者様で異なりますので、詳しくは各ISP事業者様へお問い合わせください。
@T COM(アットティーコム)(株式会社TOKAIコミュニケーションズ)
IIJ4U(株式会社インターネットイニシアティブ)
IIJmio(株式会社インターネットイニシアティブ)
hi-ho(株式会社ハイホー)
OCN(エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社)
So-net(ソネット株式会社)
ぷらら(株式会社NTTぷらら)
(50音順)
確かに対応ISPのなかにインターリンクは含まれていません。
先のインターリンクのプレスリリースの中に「NTT東日本および西日本の「フレッツ・v6オプション」の契約は不要です」とあるので、インターリンクの「IPV6接続サービス」は「フレッツ・v6オプション」と互換性がないのかもしれません。
以下のルーターでIPv6接続サービスの動作確認が取れております。
NEC
AtermWG1800HP2
AtermWG1400HP
YAMAHA
RTX1500
RTX1200
NVR500
RTX810
RT107e
RT58i
ご注意
NTT西日本・東日本から貸与されるひかり電話ルーター・ホームゲートウェイ(PR-400NI、PR-400KI、PR-500MIなど)は、IPv6の接続設定で任意のユーザー名を指定する事ができず、ユーザー名の末尾に「.hgw6」が強制付与されるため接続できません。
(参考)フレッツ 光ネクスト 対応ルータ一覧表 https://flets.com/next/list_router.html
そうそう! そうなのよ。 IPv4用のユーザー名とIPv6用は異なるんだけど、別々に設定できないんだよね。 どっちが正しいじゃなくて、互換性がないとしか言えません。
AtermWG1400HPは持ってたんだけど捨てちゃったかな?
自宅の回線契約を確認してみたら、「フレッツ・v6オプション」には5年前に加入してありました。
あと、最近「V6プラス」という接続サービスが流行っているようです。 インターリンクも「ZOOT NATIVE」というサービスを始めています。
重くて遅いネット接続をDS-Lite対応ルーターとIPv6のIPoE接続で爆速に変える「ZOOT NATIVE」使い方まとめ - GIGAZINE
しかし、インターリンクのZOOT NATIVEではこの網終端装置を通らずにバイパスできるため、時間帯や周辺地域でのインターネット使用状況によらず、安定した通信速度が見込めるようになります。実際の仕組みとしては、IPv6サービスのひとつであるIPoE接続を使用することで、網終端装置の混雑をバイパスできるようになり、その結果快適なインターネット接続が楽しめるようになるというわけ。
「IPv6のIPoE接続を使えばいいじゃないか!」と思うかも知れませんが、これだとIPv6に対応していないサイトやサービス、端末では回線速度の向上が見込めません。Nintendo Switchなどのオンラインゲームが多数存在する最新ゲームハードでも、IPv4にしか対応していないというものは存在しており、その場合はIPv6のIPoE接続を使用しても回線の高速化は見込めません。そのため、「高速なインターネット回線を契約しているはずなのにラグや回線落ちがひどい」ということがあり得るわけです。
それに対して、ZOOT NATIVEでDS-Lite対応ルーターを使えば、IPv4の通信をIPv6にカプセル化することで網終端装置の混雑を回避可能になります。これにより、接続先がIPv4ネットワーク上のサーバーでもIPv6ネットワーク上のサーバーでも、変わらず高速な通信が可能となるので、ZOOT NATIVEは「ただのIPv6通信」とはワケが違うというわけ。
ふーん。 DS-Lite対応ルーターが必要なのね。 「DS-Lite」って何? 任天堂の携帯ゲーム機か?
DS-Lite(Dual-Stack Lite)は、RFC6333で規定された通信規格で、本機能を利用することにより、IPv6のみの通信環境においてIPv4 over IPv6技術を利用し、IPv4での通信も可能となります。DS-Lite対応の通信機器をご用意いただければ、一台の機器でIPv6/IPv4双方の通信が可能となります。また、通信速度はIPv6ネットワークの通信速度に準じますので、ご利用回線によっては、IPv4 PPPoE接続での通信速度よりもより高速な通信をご利用いただけます。
もうちょっとマシなネーミングはなかったものかね? まあいいや。
ZOOT NATIVEでご利用いただけるDS-Lite接続対応ルーターは以下の通りです。
バッファロー(BUFFALO)
WXR-1750DHP
WXR-1751DHP2
WXR-1750DHP2
WXR-1900DHP(ファームウェアVer2.31以降)
WXR-1900DHP2
WXR-1900DHP3
WXR-1901DHP3
WXR-2533DHP
WXR-2533DHP2
YAMAHA
NVR500
NVR510
RTX1200
アイオーデータ(IO DATA)
WN-AX1167GR(ファームウェアVer3.10以降)
WN-AX1167GR/V6
バッファローはイヤだな。 NECはないのか?(WG1810HP(MF)が対応しているらしいけど)
DS-LiteでIPv4の速度を速くしたいが、現在の固定電話をどうするか -現- FTTH・光回線 | 教えて!goo
お金を掛けて問題ないならお考えの通りルーターを購入してDS-Liteを使用する感じですね。
バッファローだと一番安いのでもWXR-1750DHPになるので1万円ギリギリくらいでしょうか。
ひかり電話にはIPv6通信を使用するので、今お使いのひかり電話対応ルーターの設定でIPv4通信のみを接続しないよう変更。
これでIPv4を使った通信自体が利用不可となりますが、この状態でルーターの先に
DSLite対応ルーターを設置してDSLite接続を行う事で、ひかり電話対応ルーター配下はIPv6通信(ひかり電話用)
DSLite対応ルーター配下はIPv6IPoEでの通信が可能となるので目的は達成出来るかと思います。
余談ですが、
DS-Liteやv6プラスはポート開放が出来なくなるため1:1の通信が出来ないです、
具体的にひかり電話に限らず、P2P通信を使用したアプリ全般および、オンラインゲームが実質使用不可能
またはラグが酷い状態となるので、これらを使用する方は注意した方が良いです。
確かに「ZOOT NATIVE」の注意書きにはこんなことが書いてあります。
フレッツ接続 ZOOT NATIVE - INTERLINK
●IPアドレスは、予告なく変更されることがあります(半固定)。そのためサーバー用途としての使用は推奨されません。
●ZOOT NATIVEではVPN接続のプロトコルの一つ、PPTPを使用することができません。ご了承ください。
ウチは固定IPサービスを使うためにインターリンクを使っているようなものなので、これじゃ意味ないですね。
V6プラス上での固定IPサービスを既に提供しているところもあるので、技術的に不可能ということではないのでしょう。 今後に期待します。
DS-Liteが使えるプロバイダのメモ 2017/02/10 – OSAKANA TAROの謎メモ
なお、「IPv6によるグローバルアドレスが利用できるようになる」だけのオプションが「v6プラス」で、DS-LiteやMAP-EはIPv6のグローバルアドレスが使えるようになったあとで利用できる、さらに追加の機能となる。
IPoEだけの場合は、IPv6での通信は早くなるけれど、IPv4への変換はボトルネックが残ると思われる
なるほど。 DS-lite以外にMAP-Eというのもあるのですね。 どちらの方式によるかに関わらず、「v6プラス」は必要になるということか。
JPNEのMAP-E環境(v6プラス)を手に入れるための条件はなかなか高い | geek log.
IIJmioのDS-Liteと似たCGNでMAP-Eというのがあります。
2015/07/20現在、MAP-E環境を手に入れるにはそれなりに条件があったので、それらをまとめてみます。
MAP-E導入に必要な環境
ひかり電話対応HGW(対応機種:PR-500シリーズ、RT-500シリーズ、PR-400シリーズ、RV-440シリーズ、RT-400シリーズ、RT-S300シリーズ、PR-S300シリーズ、RV-S340シリーズ)
ひかり電話の契約
光ネクスト回線(Bフレッツはダメ)
PR-500KIはMAP-E対応なんですね。
「V6プラス」がMAP-Eを前提にしているということは、DS-liteの「ZOOT NATIVE」は「V6プラス」ではないということなのかな?
インターリンクは「光コラボ」にも入ってないし、NTT系とは一線を画している感じがしますね。
【清水理史の「イニシャルB」】 ネットが遅い!を解決、実質2倍以上に速くなる@nifty「v6プラス」を試してみた - INTERNET Watch
「v6プラス」は、日本ネットワークイネイブラー株式会社(JPNE)が提供するIPv4/IPv6インターネット接続サービスのことだ。
IPoE方式のIPv6接続サービスをベースに、MAP-E方式のIPv4接続サービスも提供するもので、利用するには、NTT東日本・西日本のフレッツ光回線、およびフレッツ・v6オプションが必要となる。現状、@niftyのほかに、「GMOとくとくBB」「DMM光」などが、同様のサービスをユーザーに提供している。(中略)
IPoE方式のIPv6サービスは、OCNなどでも提供されているが、IPv4の通信が従来のPPPoEのままとなっている点が、v6プラスとの違いとなる。
また、IIJも同様にIPv4 over IPv6のサービスを提供しているが、カプセル化の方式が異なっており、v6プラスの「MAP-E」に対して、IIJは「DS-Lite」を採用している(違いに興味がある人はこちらを参照)。
さらに、以前はビッグローブもv6プラスサービスを提供していたが、現状はIPv6オプションという名称で別のサービスを提供している(方式としてはMAP-E)。
実にややこしいところだ・・・・・・。
ややこしいね。 ユーザーに区別しろというのがムリだろう。
一方、デメリットもあります。従来の方式では家庭内に置かれたブロードバンドルータの設定は各人が勝手に変更することができたので、いわゆる「ポート開放」3設定を行い、自宅内にサーバを設置したりも可能でした。ですが、DS-Liteではそのような設定はできないので、自宅内にサーバを置くことは困難です。ただ、前述の通りCGN環境であってもNATが1回だけですむため、ゲームやIP電話で使われているNATを越えるための仕組みは同じように利用できます。
クラウドの時代に、自宅サーバーなんて化石みたいなもんだからね。