四国への道(その7)

今回のツーリングでは使うことはないが、大阪南港・神戸港と新居浜港・東予港を結ぶ四国オレンジフェリーという航路がある。
大阪-門司航路と同様に、夜に出港して朝に到着する航路なのだが、出港時刻が遅め(たとえば東予22:30発で大阪南港は06:10着)なので使い方によっては面白いかもしれない。

どちらかというと四国上陸よりも離脱時に使うことになるだろう。 フェリーで寝ればリフレッシュできるし、早朝に大阪南港着なら1日で埼玉まで帰るのは下道でも難しくない。 キャンプ泊が1日減るものの、日程ギリギリまで四国西部に滞在できるというメリットはある。

オレンジフェリーは九州航路も持っていて(九四オレンジフェリー)、宇和島運輸フェリーと同じく臼杵~八幡浜を運行している。 そういえば臼杵のフェリーターミナルには窓口が2つあったっけ。
その宇和島運輸フェリーは別府と八幡浜を結ぶ航路も持つが、航路が長いぶん乗船時間や料金も高いので、あまり利用する機会がない。


神戸-高松を結ぶジャンボフェリーのWebサイトにアクセスすると、「香川」を「うどん」に単純に置換した感じで面白い。
いつか1便で早朝(05:15)に高松上陸して製麺所の寝起きを急襲してみたい。

そのジャンボフェリーは男木島・女木島への航路も持っている。
男木島の北端には男木島灯台があって、「灯台50選」にも選ばれている。

小豆島の土庄から高松へのフェリーの中から、男木島灯台が見えないかなと思っているのだが、どうだろう?
男木島も女木島も、小さい島ながらそれぞれキャンプ場を持っている。 バイクも一緒に乗船できるなら、いつか渡ってみたいものだと思っている。


四国の海の玄関口といえば、松山港も忘れてはならない。
山口県で育った者としては「防予汽船」という呼び名の方が馴染みがいいが、柳井と松山を結ぶ防予フェリーが就航している。

松山には他にも小倉航路と広島(呉)航路を持つ石崎汽船が運行中だ。
特に小倉航路は、上手く使えば北九州と四国の移動において、かなりの時間短縮につながりそうだ。

九州と四国を結ぶ航路としては、佐伯と宿毛(すくも)を結ぶ宿毛フェリーがある。 これもいつかは使ってみたいと思っている。


しまなみ海道のせいで目立たないが、今治にもまだフェリー航路は残っている。
大三島ブルーラインは今治と大崎上島の大江港を結んでいる。 さらに途中の宗方港と岡村島を結んでいる。
岡村島に渡れれば、そこから大崎下島、豊島、上蒲刈島、下蒲刈島と橋で渡って、最後は安芸灘大橋有料道路を渡って本土に上陸できる。 原付二種は20円で通行可だ。

ちなみに徳島から淡路島へ渡るフェリーは既に無い。 橋さえあればいいというものではないと思うのだが、残念だね。

まだ使ったことがない「四国への道」はたくさんある。 でも「いつまでも、あると思うな、親とフェリー」。
気になる航路は早めに乗りに行った方がいいね。