立冬キャンプ(初日)

2020年11月 7日(土)

9月、10月と、それぞれ3週連続の国内出張があった(土日は帰宅)。
出張がないときは週末の天気が悪かったり、吉郎(柴犬、14歳になりました)の具合が良くなかったり、嫁が出かけるので留守番する必要があったり(そういうときに限って良い天気だったりする)。
そんなこんなで8月末以来ずっとキャンプには行けずにいた。

去年も似たような感じで、仕事が忙しくて6月以降はキャンプツーリングに行けなかったのだが、なし崩しにシーズン終了となるのは避けたい。
今週末は少々の雨でもキャンプに行く覚悟だった。

問題はどこへ行くかだが、秋も深まり16時半を過ぎると薄暗くなってきた。 行動可能時間が減ったので遠出はできない。 片道200kmがせいぜいだろう。
ましてや2ヶ月以上のブランクだとリハビリが必要だ。 できれば2時間以内で行けるところがいい。
そこで神奈川県の青根キャンプ場に行くことにした。 あそこは歩いて行ける温泉がある。 料金は高いが雰囲気が悪くないので気に入っている。

そんなことを考えていたのだが、金曜日の夜に「きのこ狩りをしたあとにきのこ料理を食べる」という内容のTV番組を見て気が変わった。
きのこといえば群馬県。 群馬にも行ってみたいキャンプ場がある。
そこで土曜日の9時に電話してみたのだが、さすがに当日ということで「今週末は予約でいっぱいで」と断られてしまった。
とりあえず来週末(11/14、15)の予約をお願いして、今日は青根キャンプ場へ行くことにしよう。


出発の準備が終わってから吉郎の散歩をしたので、出発が12:17と遅くなってしまった。
青根キャンプ場は予約ができない(早いもの勝ち)のだが、大丈夫だろうか?
R16を南へ下って、橋本から西へ向かう。

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13:47 スーパーアルプス相模原インター店に到着。 酒や食材はいくらか自宅から持ってきているが、足りないものを購入する。

14:15に買い出しを終えて出発し、道志みち(R413)から県道76号線に降りて青根キャンプ場の入り口に着いたのは14:47。
ところが無情にも「本日テントサイト空きありません」の看板が(ショックで写真撮り忘れ)。
アホ面で佇んでいるのもカッコ悪いので、すぐさま76号線を引き返してR413へ。 満員も想定内ではあったものの、さてどうしよう?

このまま道志の森キャンプ場まで行くべきか? でもガソリンの残量が厳しい。 途中にスタンドはあるが何時までやってたっけ?
あるいは新戸キャンプ場など、この付近のキャンプ場へ行くか? だが温泉併設とはいえ料金の高い青根で満員ということは、他のキャンプ場も混んでいるに違いない。 今から行っても立地の良い場所は空いていない可能性が高いだろう。

高いカネを払って、それに見合わない体験をするのでは割に合わない。 同じ混んでいるならば、無料の田代運動公園の方がまだ諦めもつくだろう。
ということで、R413を引き返すことに。

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一昨年、昨年と台風で崩落した箇所は、今年の3月に全面復旧したようだ。 良かったね。

ちなみにこの記事を書くために青根キャンプ場のWebサイトにアクセスして分かったのだが、11/7(土)は花火大会があったらしい。 テントサイトが満員だったのはその影響もあったのだろう。

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プランCの田代が混雑しているであろうことは容易に想像つく。 無策で転進する訳にはいかないが、プランDはちゃんと考えてある。
15:24 県道54号線沿いにある愛川橋のたもとに到着。 ここの河川敷でもキャンプが出来るのだ。

ざっと見たところテントが3つで、あとはデイキャンパーのようだ。 このままここに決めてもいいが、ここから遠くないので田代まで行ってみよう。

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15:30 田代運動公園の横の河川敷に到着。 ここへ来たのは友人Hの送別キャンプ以来だから3年半ぶりだ。 あのときはこの先の端の方にテントを張ったのだった。

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ここでは2016年にもキャンプをしている。 そのときの写真と見比べてもらえれば、いかに整然と隙間なく並んでいるか理解していただけると思う。

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クルマで薪を売りに来ている業者まで居る。 キャンピングカーの集団は居ないようだ。 
大型テントの多さから考えると、デイキャンプではなく泊まりの利用者が多いように見える。 おそるべし、キャンプブーム、だね。
デイキャンプの利用者が帰るのは18時くらいだ。 そこで空くのを期待して待つよりも、愛川橋の河川敷の方がマシだね。

引き返す途中にあったローソンで1Lのミネラルウォーターを2本購入した。 一晩に2Lの水があれば十分過ごせる。

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15:42 愛川橋に戻ってきた。 さてどの辺りに設営しようか? グラウンド状態は田代と似たようなものだ。

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今回はコットを持ってきているとはいえ、なるべく平らなところが望ましいのは言うまでもない。
少し芝みたいなものが生えている場所があるので、ここにテントを張ろう。

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16:25 設営完了。

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左端のプレマシーはお父さんと小さい男の子の二人組でテント泊。 その隣のトヨタ・ライズは親娘3人のデイキャンプなのですぐ帰るだろう。 自分より後に来た白のタントは焚き火をしに来ただけらしい。
その奥のアクアと自分の後に来た軽バンはテント泊だ。 一番奥にもテント泊のクルマがいる。

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ここから川に降りることができる。

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ここの河川敷は夏場は川遊びをしに来た人たちで賑わうらしい。 だから夏場に来ることは避けていた。

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16:29 さあ晩飯にしよう。 今日は昼飯を喰っていないので腹がへった! まずは惣菜をつまみに発泡酒を飲む。

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今日は立冬だし、寒くなるかと思って薪を持ってきたのだが全然寒くない。 持って帰るのも荷物になるので燃やしていく。

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惣菜はまだある。 空腹で買い出しすると買い過ぎるね。 焚き火の面倒を見ながら飲む。

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ここで順番を間違えてヤシガラ炭に火を点けてしまった。 しょうがないので家から持ってきたグラム298円のステーキ肉を焼く。

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キッチンはさみでチマチマとカットしながら食べる。 これがいい。

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肉の後に魚というのも変な感じだが、気を取り直して秋刀魚を焼く。 ここで登場するのがロゴスの炭火サンマ焼き器だ。

ロゴス(LOGOS) 炭火サンマ焼き器 81062152
ロゴス(LOGOS)
ロゴス(LOGOS) ()
5つ星のうち4.0
¥2,420

今年は秋刀魚が不漁でなかなか出番がなかったのだが、やっと実戦投入である。

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塩を振った秋刀魚を焼き器の中に入れる。 秋刀魚がスリムなのが泣ける... 2匹くらい一度に焼けそうだな。
ただ秋刀魚は長いので、カマドで焼くのは大変だ。 いままでキャンプで焼いたときは尾上のBBQスタンドで焼いていたからな。

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そこで焚き火で秋刀魚を焼くことに。 焚き火はあくまで暖をとるために燃やしていたので、調理をするのはこれが初めてだ。

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あっという間に真っ黒になってしまったが、中まで火が通っているのだろうか?
でも秋刀魚から出た油は圧倒的な火力で燃えてしまい汚れないので、焚き火で焼くというのはいいアイデアかもしれない。

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ものの5分くらいで焼けたようだ。 大丈夫かな...

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実食してみるといい感じに火が通っている。 これはちょっとクセになるかも!?
友人Hにも食わせてやりたいな。

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出番の少なかったヤシガラ炭だが、にんにくをじっくり焼いて飴色になったところで食べた。

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もう十分腹いっぱいになったと思うが、鍋用の食材を買ってある。 特に下茹で済みのミニじゃがいもは初めてみたので使ってみたい。

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ただじゃがいもの量がちょっと多かった。 玉ねぎと舞茸と香燻(ウインナー)を入れたら鍋がいっぱいになってしまったので、キャベツと人参は持ち帰り。
鍋の味付けは「鍋キューブ」の「鶏だしうま塩」。

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じゃがいもはホクホクしていて、バターや粒マスタードがあれば最高だったと思う。

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19時くらいにポツポツと雨が降ってきたので急いで撤収する。
焚き火はまだ火が点いているので、焚き火台をテントの近くに寄せてテントの中から監視する。
でもいつの間にはウトウトしてしまい、気づくと20:45。 雨脚が強くなってきた。 焚き火はほぼ鎮火したようだ。


本日の走行距離 92.3km
Google Earth用KMZファイル(自宅~愛川橋) → 20201107.kmz