夏の新潟ツーリング(初日)

2002年 7月 26日(金)

毎年恒例(といってもウチの会社だけだが)の7月の三連休。 昨年と同様、今年も友人Hと泊まりのツーリングに行くこととなった。 今回もルート設定を任されたので、新潟方面へ行くことにした。 埼玉へ来て15年になるが、まだ関越トンネルの向こうへは行ったことがないからだ。 宿泊は当然キャンプである。

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二人分のキャンプ道具を積載することとなった。 トップケースとサイドバッグだけでは足りず、急遽リアシート上にBOXを載せることに。 ポジションがかなり前の方になるが、ライディングには支障はない。

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朝09:00に関越道 上里S.A.にて待ち合わせ。 少し出発が遅れたが、それでも時間ピッタリに着きそうだったので流して走ってたら、追い越し車線をかっ飛んで行く白いVT250Zが。 慌ててこちらもスクランブル。

本庄児玉I.C.あたりで追いつき、S.A.へ入る。 夏休みとあって、結構混んでいる。 お茶を飲みながら、今後のスケジュールについて説明。 VTの調子は悪くないようだ。

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沼田I.C.を過ぎたあたりから、クルマの数は減ってきた。 天気は快晴で、爽快な気分。 「夏休みっ!」という開放感に浸る。

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上里S.A.を出発してから約1時間で、水上I.C.に到着。 それにしても暑い。 日差しがTシャツから出た腕を、ジリジリと照らす。

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途中で道の駅があったので休憩する。 駐車場の片隅にディーゼル機関車が置いてあった。

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ここでもトマトを食う友人H。 本当に好きなんだねぇ。

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そういう自分も変わったソフトがあると、必ず食べるようにしている。 ここではとうふソフトを食した。 とうふというか、豆乳ソフトといった感じ。

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水上で降りたのは、湯桧曽(ゆびそ)のあたりと、R291の水上側終点に行ってみたかったから。 まずはJR上越線の湯桧曽駅に向かう。

駅舎の中に、上越線の歴史について書かれたボードがあった。 複線化された時に、現在の場所に駅舎が移されたらしい。

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湯桧曽駅にあった地図を頼りに、旧駅舎があった場所へ行ってみた。 草が生い茂っているが、この階段の上がそうらしい。

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相変わらずHは、こういう所に構わず入っていく。 現在は保線作業に使われているらしく、ちゃんと電気が点いていた。 

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ホームの中央から階段で外に出た。 ホームの片側は崩されており、枕木もなかった。 草の匂いがする。

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湯桧曽を後にして、R291を北上していく。 谷川岳ロープウェーの駅を過ぎると、勾配はきつくなり樹木に覆われて薄暗い道となる。 ハイカーが大勢歩いており、対向車も結構来るので慎重に運転する。

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緑のトンネルが途切れた瞬間、谷川岳の絶景が目に飛び込んできた。 ここはマチガ沢という場所らしい。 この先もさらに進めそうだったが、時間のこともあるしこの絶景を見ることが出来たので満足だ。 ここで引き返すことにする。

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二人ともガスが減ってきたので、湯桧曽のGSで給油する。 スタンドのお姉さんが、「水道水だけど美味しいわよ」というので、壁の蛇口から飲んでみる。 確かに美味い。

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県道270号(相俣水上線)で猿ケ京へ抜けてR17に入る。 温泉にでも入ろうかと提案したが、眠くなるからとHに却下される。

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三国トンネルの手前で小休止。 関越トンネルが危険物運搬車の通行ができないので、その手のトラックは全てこちらにまわってくる。

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三国トンネルを越えると、突然近代的な街並みが現れたのでびっくりする。 ここが苗場かー。 なにか映画のセットみたいでヘンな感じの街だ。 スポーツ合宿の学生が大勢来ていた。

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おっ!苗場プリンス、と眺めていると、テントがビッシリと建っていた。 何かと思ったらFUJI ROCK FESTIVAL '02だった。 '97に第1回が富士の麓で開催された頃、『Rock'n On』とか『RO Japan』をよく読んでいた。 '99からは苗場でやってるそうだ。 最近は音楽ファンの間で、フェスティバル・キャンプが流行っているらしい。

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石打でR353に右折。 十二峠トンネルを抜けて、魚沼スカイライン(県道560号線 田沢小栗山線)へ入る。

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入り口から2kmほど上った所に、展望台があったので寄った。

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展望台からの眺めは素晴らしいかった。

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スカイラインというだけあって、尾根伝いに道は伸びる。 対向車は1台も来なかった。

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結構アップダウンが多い。 まるで空に向かって走っているような気がしてくる。

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R253にぶつかった所で、R117の方へ行くつもりが、右折してしまいR17に戻ってしまった。 途中で気が付いたのだが、面倒だからそのまま進むj。 しかしR17は工事渋滞。 夏の新潟は幹線道路の工事が多い。 冬はできないから、夏の間にやってしまうのだろう。 誘導のおじさんも大変だなと思ってたら、もう一人のおじさんにスイカを手渡されていた。

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R17沿いにある小千谷の道の駅にて、食事&入浴。 露天風呂から、夕陽が山の向こうに沈んでいくのを眺めた。


道の駅を出た頃には、20:00を廻っていた。 まだテントを張る場所を決めていなかったが、まずはセブンイレブンで酒とツマミを調達する。 とりあえずR403沿いに見当をつけて行ってみるが、山の中まで田んぼが続いていて、テントが張れそうな場所がない。
仕方なく、人家の中の公園にテントを張ることにする。 静かな町なので、音を出さないように気を付けて設営し、テントの中で酒盛りをした。 蛙が鳴く声だけが聞こえる。 日付が変わって、01:00頃就寝。


本日の走行距離 302km
Google Earth用KMZファイル(自宅~長岡) → 20020726.kmz