私のサイトでも告知に一役買いましたが、警察庁交通局が実施していた『「道路交通法改正試案」に対する意見の募集』の結果が公表されました。
バイク系サイトで、「高速2人乗りについてのコメントを送ろう」と呼びかけたこともあって、他の試案の10倍のコメントが付いてますね。
印象的だったのは、高速2人乗りを許可するにあたり、「車種や同乗者の年齢制限を課すべきでは?」というコメントに対し、警察庁の見解が「法律で制限を設けるのではなく、運転者の自発的な判断を促すとともに、運転者に対する安全教育により対応することとしたい」とあったことです。
現実的には線引きが難しいというのもありますが、バイク乗りの自己責任と良識に期待しているということですね。 ようするに「事故が多発すれば、法で規制するよん。そうならないように自重してね」ということ。 警察庁からバイク乗りにボールが帰ってきた訳で、その信頼に応えていかなければなりません。
先日、セグウェイを公道で走らせた輸入会社の社長が書類送検されて、「走行を認めない法律がおかしい」みたいな意見もありましたが、民主主義って国民と行政の相互信頼が必要なのではないかしら。 それは単にデモやったりするだけで出来る訳ではなくて、お互いに膝突き合わして議論して醸成されるものなのでしょう。
バイクに関する不公平な法律を改正されてきたのは、単に外圧があったからではなく、長い間地道に活動してきた人達がいたからです。 そんな方々に、心から敬意を表したいと思います。