実際、「今回の損害は(奪われたカメラの)40万ですよ。大手新聞やテレビは自分のリスクを負わずに、私に戦闘地域の様子を尋ねてくる」「成田(空港)についた後は、もう取材ギャラを要求してもいいですかね」などと、“取材”に対する見返り=ギャラを求める姿勢さえみせる。
「楽しかった」という言葉は、ジャーナリストとしての本音。だが、今回の事件で記事という成果を残せず、自分が記事になってしまった安田さんが、報道者としての責務を果たせなかったも事実だ。
既にあちこちで取り上げられて批判の声も聞こえますが、それは置いておいて。
それよりも、この記事を書いた記者が安田氏の言動から、「報道者の宿命」について考えさせられた感じが、短い記事からよく伝わりました。