ゲリラに拉致され、次に政府に拉致され、今度はメディアに拉致される人質 - Videonews-Jimbo Blog
私はただいい取材をして、放送したかっただけなのよ。もちろんリスクは承知です。覚悟もできていた。死んでも誰にも文句言うつもりもなかった。自己責任は真っ当していたつもりだった。だから、おかげで素晴らしい取材ができた。
それが、これは何?私の何がいけなかったの?
面白く読ませて頂きました。 プロのジャーナリストの覚悟のほどが、ひしひしと伝わってきます。
>それが、これは何?私の何がいけなかったの?
あえて言えば「万一のことがあってもうろたえないように」と家族に言っておかなかったことでしょうか?
「息子は死も覚悟で行っています。大丈夫です。しばらく様子を見てやってください」とかなんとか親が言えば、世間も必要以上に騒ぐことはないのではないでしょうか。 神保さんだって、自分の家族があの3人の家族のように取り乱しているのを見るのはいやでしょう?
自分のしたいことをするんだったら、そういうことも含めて周りの環境を整えておかないと。
後から拘束された2人については、神保さんのフィクションと重なる部分が多いかもしれませんね。
jimbo
それ、すごくあります。
本人がいくら覚悟していても、家族がそれをサポートしてないと、今回のように人質にならなくても、後でいろいろ大変な目にあいますね。はい。
match
万一のことがあるかもしれないとは少なくとも今井君と高遠さんは家族に伝えていましたよ。
今井君も高遠さんもイラク入りを家族に強く反対されていたわけですから。
これは人それぞれあるでしょうけど、たとえ、そう伝えられていても家族がパニックに陥ったのは、理解できます。
だって、「撤退する理由はない」って相手が誰かもわかってない段階から言うんだもん。表向きテロリストと交渉しないっていうのはわかるんだけど、裏で必死こくのが政治のアートっていうもんらしいですよ。
一番大事なカードを相手が誰か分ってないうちから切るなんてバカでしょう?
そりゃ、家族も慌てますよ。「現段階ではコメントできない」って一言、言えばいいんですよ。建前上は人道支援で言ってるんだから即、言明しなくてもアメリカは何も言わな買ったと思います。
彼らが拘束されていたアンマンの日本大使館員がやってた仕事、知ってますか?アル・ジャジーラを見ること。ですよ。
match
それから、彼ら3名は別に日本政府に助けを求めたわけじゃないですよ。そのことが日本政府の救助義務を減免するわけではないですが。
ダブリン市民
>だって、「撤退する理由はない」って相手が誰かもわかってない段階から言うんだもん。
>一番大事なカードを相手が誰か分ってないうちから切るなんてバカでしょう?
またマスコミの受け売りで恐縮ですが(笑)、下の記事にもあるように政府は早い段階で人質に危害が加えられる可能性は低いと見ていたようです。
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/hostages/news/0416-149.html
それからこういう場合、相手に「交渉しだいでは何らかの譲歩を引き出せる」と思わせるのは、得策ではないと思いますが。
五十嵐
>あえて言えば「万一のことがあってもうろたえないように」と家族に言っておかなかったことでしょうか?
家族の話を持ち出したら、世の中、何も出来なくなるんじゃないでしょうか?
(そもそも、「自己責任論」という問題設定もありえなくなってしまうのでは?)
被害者の家族なんて、例を挙げるまでもなくヒステリックになるもんでしょう。
いくら家族に「万が一のことがあっても・・・」を言っても無理なんじゃないでしょうかね?
(こんなことを書いていたら、昔、家出をして帰ってきた時の事を思い出してしまいましたw)
match
>ダブリン市民さん
日本政府が人質3人に危害を加えられる可能性が低いと考えていたということは十分ありうると思います。そして交渉次第で何らかの譲歩を引き出せると考えたということもありえるでしょう。
ただ、あの時点で、日本政府は犯人グループとコンタクトを取れていなかったのだから、彼らを刺激する発言は、人質を危険にさらすだけでしょう。そして、あの発言は小泉政権にとってもマイナスでしかなかったはずですよ。
もし、あの発言がきっかけで人質が殺されてでもいたら、政権は吹っ飛んだかもしれません。
現在、情報を確認中。ありとあらゆる手段を使って救出に全力をかけるぐらいのことを言っておけばよかったのではないでしょうか。