日本テレコム、固定電話の基本料下げ

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新サービスを利用すれば、利用者は基本料をNTTではなく日本テレコムなどに支払うことになる。NTTに加入する際に必要な7万2千円の施設設置負担金(加入権)もいらず、電話番号も変えずにすむ。全国で加入は可能だ。
 
このサービスの実現のため、日本テレコムなどはNTTの電話局を間借りするなどして、電話交換機を自前で設置する。回線は長距離部分は既存の自前のものを利用し、電話局から利用者までの部分は、NTTが敷いたままだれも加入していなかったり、加入をやめたりした銅線を使う。

就職してアパートで一人暮らしをするようになって、最初の数ヶ月は電話がありませんでした。 加入権を払うお金がなかったんです。 その後、丸井で2年ローンで加入しました。 今だったら、携帯だけで固定電話に入らないかもね。

電話を引いてからすぐに、日本テレコムに利用を申し込みました。 2週間に一度、日曜日の夜に実家へ電話することにしていたので。 当時は既に民営化されてNTTになっていましたが、長距離通話はまだ高かったです。 埼玉から山口までだと最遠料金となり、NTTは3分360円(!)でした(今は3分80円)。 お金がない頃だったので、通話料が安くなるのはとてもありがたかったです。

その後、10年以上日本テレコムを使っていましたが、転機はマイライン導入でした。 嫁の会社の関係で、KDDIを指定しなければならなかったのです。 NTTとKDDI(バックにいるトヨタ)の営業力に挟撃されて、日本テレコムは一人負けになってしまいました。
個人向け固定電話に見切りをつけて、移動体通信(J-Phone)に力を入れたものの、JRが手を引いてVodafonに売り渡してしまいました。 VodafonはJ-Phoneが欲しいだけだったので、日本テレコムはリップルウッドに売り飛ばされてしまいました。 この間の経緯は、長年日本テレコムを使っていた者としてはとても残念でした。

ソフトバンクが日本テレコムを買収すると聞いて、ちょっとは期待できるかなと思ったのですが、今回の発表はとても楽しみですね。 基本料金に競争原理を導入し、黙っていても入ってくるNTTの収益源にダメージを与え、さらにNTTへの接続料の支払いを減らせるわけですから。
KDDIも同様のサービスを検討中とのことだし、今後が楽しみです。