大越路峠と松木渓谷

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:
  • ハッシュタグ:

2004年10月2日(土)

今年は、6月の骨折以外にもいろいろあって、ツーリングらしいツーリングは久しぶりだ。 どこへ行こうか迷ったのだが、以前から走ってみたかった、栃木県の大越路峠へ行ってみることにした。

ちなみに、FinePix A201が退役したため、今回のツーリング写真はコダック DC3800で撮影している。

DCP_0219.jpg

自宅を出発したのは、11:30。 イチローの第一打席、今季257本目のヒットを見届けてから家を出た。
日高の自宅から東北道に乗るのに、どういうルートで行くのがベストか考えてみたのだが、今回は加須I.C.まで行ってみた。
R407で坂戸まで行き、県道74号線→76→27→38→R125とつなぐルートを取ろうとしたのだが、R254に出る前のあたり(県道212号線との交差点)で県道74号線をロストしてしまい、いきなり田園地帯に出てしまった。
長閑な風景にまったりしているヒマはなく、R254に戻って、県道345号線から27号線に戻った。

DCP_0223.jpg

その後も騎西でルートを外れたりしたものの、13:00ちょうどに加須I.C.を通過した。 R16で岩槻まで行った場合と、どちらがいいかは微妙な感じだ。 信号が多いのはしょうがないにしても、もう少し交通量の少ない時間帯であれば、一時間くらいで来れそうな気もする。

佐野S.A.でトイレ休憩したのち、13:40に栃木I.C.で降りる。 県道32号線を北西へ進む。 R293と交わるところで、クランク状になっているはずが、標識は直進を示している。 とりあえず交差点近くのセブンイレブンに寄って、幕の内弁当で昼飯&ルート確認。
新しい道は、今年5月に開通したらしい。 まだ星野遺跡の付近で工事中の区間があったが、とても快適な道だ。

DCP_0228.jpg

大越路峠にはトンネルが出来ていた。 持っていた2004年度版のツーリングマップルを見返してみると、確かにトンネルがある。 こちらも今年の3月に開通したようだ。
もちろん、わざわざ埼玉くんだりから高速使って、トンネルを通りに来たワケじゃないので、旧道の峠道を行く。

DCP_0231.jpg

入り口付近にある、蕎麦屋を過ぎたあたりで道幅は狭くなるが、路面状況はそれほど悪くない。 3月まではこれが本線だったのだから当然か。 すれ違うクルマも結構ある。

DCP_0234.jpg

14:18 ほどなくして峠に到着。 見晴台があり、眺望は良い。

DCP_0233.jpg

トンネルが出来て、この峠も忘れ去られていくのだろうか? それもまた良いことなのかもしれない。

DCP_0239.jpg

ひっそりとした峠。 全然違うのだが、ふと山梨の御坂峠を思い出した。

DCP_0242.jpg

峠を下りて、県道15号線に入る。 粕尾峠を抜けて足尾に向かう。 そばの花がたくさん咲いていた。

DCP_0248.jpg

しばらく行くと、川沿いの道になる。 思川というらしいが、とても澄んだ水で、走りながらでも川底が良く見える。 釣り人も多い。
この辺りに来ると、空気もヒンヤリしてきて快適だ。 大きなRのカーブが続くので、気持ちよく走れる。

DCP_0254.jpg

遡行していくと標高も上がり、やがて山岳セクションとなる。
前を営業バンみたいな白いワゴン車が走っていたのだけど、2匹のアイリッシュ・セッターが左側の窓から頭を出していて、面白かった。  ”よだれ”がかかりそうだったので、ちょっと停車して距離をあけた。

DCP_0256.jpg

だんだんと勾配もきつくなり、タイトコーナーも増えてきた。 峠までが結構長く感じる。 もうそろそろクネクネ道にもお腹いっぱい。

DCP_0257.jpg

15:10 粕尾峠に到着。 峠の碑はなかった。 右に行くと県道58号線で横根山山頂へ行くことが出来る。

DCP_0260.jpg

峠からの下りは、ところどころ湧水により路面が濡れている。 落ち葉もあるので、ムリせず慎重に走る。 一度、ニホンザルが道路を横切るのを目撃。
視界が開けて、遠くに松木渓谷が見えた。

DCP_0262.jpg

R122バイパスから、松木渓谷への入り口。 日光方面から帰ってくるバイクが多い。

DCP_0263.jpg

足尾に来たのは2度目となる。 3年前に来た時は、精錬所までしか行かなかったのだが、今回は松木渓谷まで行く。
そこは銅(あかがね)親水公園となっており、何段ものダムが作られている。

DCP_0267.jpg

15:35 ここが終点。 これより先は立ち入り禁止。

DCP_0268.jpg

ダムの手前を、ゆったり流れる渡良瀬川。 近くには「渡良瀬川 源流の碑」と書かれた石碑があった。
たくさんのすすきが穂を出していて、すっかり秋の風情。 向こう岸に鉄橋が見える。

DCP_0272.jpg

かつて精錬所の煙害に灼かれた山は、今も岩肌をむき出しにしたままだ。 草木がなくなったせいで、表土が流出してしまっている。 植樹活動も盛んだが、回復には千年単位の時間が掛かるのではないだろうか。 手前にあるのは、親水公園内にある学習センター。

15:50 帰路につく。 R122で大間々に出て、17:23に北関東道 伊勢崎I.C.に乗る。 水沼駅にある温泉に寄ろうかともおもったが、お風呂セットを忘れてきてしまったので断念。 次回は忘れないようにしよう。

18:40 帰宅。出発が遅かったせいもあって、300kmに満たないツーリングだったが、楽しかった。 再来週のトラミが楽しみだ。


本日の走行距離 
Google Earth用KMZファイル →