登録車は来年以降、スポーツ・ユーティリティー・ビークル(SUV)などの新車を投入する予定だが、市場拡大が見込める軽自動車分野の強化策も必要になっていた。三菱自は日産に軽商用車をOEM(相手先ブランドによる生産)供給するなど協力関係にある。軽自動車の生産拠点である三菱自の水島製作所(岡山県倉敷市)を新会社に譲渡することなどを含め、日産との間で調整している。
もしかして、これが100万台増達成の裏ワザなんて言わないよね、ゴーンさん。
日産にとっては悪い話じゃないでしょう。 スズキからOEMを受けているとはいえ、「一応売ってます」程度のもの。 かといって自前でイチから揃えるのはかなり大変です。当面は三菱の軽に日産顔のお化粧して売るとして、ゆくゆくは独自モデルの生産・販売も行うでしょう。 三菱自動車から軽自動車事業を切り出した上でなら、負の遺産を背負い込むことも無い。 三菱自動車の経営がいよいよ怪しくなったら、軽自動車会社を買い取ればいい。
三菱としても、切り売りできる事業はもう軽自動車くらいしかないのが現状です。
ヘタしたら工場はすべて売却して、三菱のバッジをつけた車を委託生産してもらって売るようになるかもしれませんね。 これは半導体業界ではFabレスという業態で、珍しくはありません。
やってみるのもいいかもしれませんよ。
続報です。
合意に達すれば、軽自動車を生産する三菱自の主力である水島工場(岡山県倉敷市)を合弁会社に譲渡することになり、来年末までに閉鎖が決まっていた岡崎工場(愛知県岡崎市)の存続問題に発展する可能性もある。また、本社機能を東京・品川からエンジン工場のある京都市に移転する方針も撤回される可能性が出てきそうだ。
なんか再建策をことごとく白紙に戻しているが、これはダッチロールというべきではないのかな?
断末魔の叫びのようにも見える。