土石のすき間からうめき声 2歳男児、92時間ぶり救出

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東京消防庁のハイパーレスキュー隊員は、声をかける、という救命救助の基本に忠実だった。「だれかいるか、聞こえるか」
 
その直後、信じがたい出来事が起きた。
 
「うー、あー」。地中から、かすかな、高いうめき声が聞こえてきた。「ええっ、本当か」。地震から4日。周囲に隊員たちが集まった。絶対に助け出すぞ、と誰もが思った。
 
震度3~4の余震が続く中、車を取り囲む岩をシャベルなどで一つひとつ取り除いた。車の底と岩の間に、高さ1メートル、幅50センチほどの空間ができていた。のぞき込むと、泥で汚れた白いトレーナーと紙おむつ姿の優太ちゃんが立っていた。

田口トモロヲ風ですね。

土砂崩れから助かった命。 片や、あてどなく放浪し、無為に危険に晒した命。 どちらも同じ命なんですよね...