子供写真の年賀状 姫野カオルコ

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子供写真の年賀状 姫野カオルコ : よつ葉びより

年賀状というのは、現代にあっては「年に一回くらいはご挨拶を」という主旨(しゅし)で出すものではないのか? それに一度も会ったことのない子供の写真を大きく印刷しただけのものをよこされるとわけがわからないではないか。
 
写真の子供が自主的に私に出してきたわけではあるまい。その子の親が出したはずである。では親である人はどうなったのだ? どこに行ったのだ?なにをしているのだ? まるで彼らの人生が終わったようで、新年早々、悲しくなるではないか。なぜ親もいっしょに写った写真をつけないの?

判る、判るよー。 会社の同僚から来る年賀状って、そういうのが多いね。
親戚だったらまだ許せるけど、同僚の子供なんてほとんど会ったことないもんね。

そういう自分はまだ年賀状、手配すらしていません。 大丈夫か?