AV Watch:ついに発売された「PSP」のAV機能と性能を検証
PSPは、世間で騒がれているように任天堂「ニンテンドーDS」のライバルとなる携帯ゲーム機だが、同社の社長兼CEOの久夛良木健氏が「21世紀のWalkman」と語るように、その機能はゲーム機の枠に留まらない。
PSPの発売が近づくとamazon.co.jpでは、「メモリースティックPROデュオ」の512MBがトップセーラーランキングに顔を出し、あっという間に在庫切れとなってしまった。
今までデュオはソニエリの携帯(SO505iS)くらいしか存在感なかったですからねー。
なかなか気合の入った記事ですが、やはりこれに言及されてますね。
しかしここに落とし穴がある。現在のところメモリースティックPRO(デュオ)のMGに対応した音楽アプリケーションが存在しないのだ。ソニーが11月10日にリリースしたばかりの音楽統合ソフトの最新バージョン「SonicStage 2.3」でもサポートしておらず、ソニーでは「現在開発中」としてる。
このため、メモリースティックPROデュオにATRAC3/ATRAC3plusを書き出す(チェックアウト)ことはできず、ATRAC3/ATRAC3plusをチェックアウトするためには、MGメモリースティックDuoを使用しなければならない。そうなると、ATRAC3/ATRAC3plusを使うと、必然的に容量の上限は128MBまでになってしまう。
メモリースティックPROが発表されたのは2003年1月ですが、一体いつまでかかっとんのじゃ?
PSPの動画再生機能は、パッケージソフトとして提供されるUMDソフトで使用されるUMD Videoに加え、メモリースティックDuoに入ったMPEG-4の再生に対応している。MPEG-4といってもかなりの数の種類があるが、PSPが対応しているのは「メモリースティック ビデオフォーマット」とある。
しかし、メモリースティック ビデオフォーマットについては、メモリースティックドットコムのPSPページに少し説明があるが、フォーマットの詳細については明らかにされていない。ソニーが2003年9月に提案した「モバイルムービー」とも違うようだ。
なるほど。 モバイルムービーは、TG50みたいな性能が低い機器でも再生できるようになっているから、PSPには役不足なんでしょうね。
そこで、編集部にあるMPEG-4に対応した機器のファイルを片っ端からテスト。松下のMPEG-4カメラ「D-Snap SV-AV30」、Sigma DesignsのMPEG-4コーデック「RMP4」は予想通りダメ。また、同じグループのソニーが発売したモバイルムービー対応製品、メモリースティックビデオレコーダ「PEGA-VR100K」、MPEG-4記録/再生が可能なモバイルAVビューワ「MSV-A1」も非対応ファイルと表示された。
結局、弊誌で掲載している製品で再生できたのは、ソニーのMPEG-4記録対応デジタルカメラ「DSC-M1」と、有機EL採用「クリエPEG-VZ90」に付属する「Image Converter 2 for CLIE MP4」。正式に発表されているものだけという残念な結果となった。
えー、そうなんだ。 せめて上位互換でモバイルムービーにも対応してほしかったな。 そのうちPEGA-VR100Kの後継機とか出るのかな?
ゲームはやらないのですが、出張のお供には良さそうな気がします。 他のポータブルビデオ/オーディオプレーヤーと比較しても、PSPは破格に安いですからね。