CDからMP3ファイルを作成するのは、'97年頃からやっています。 当時は、CDCOPYというシェアウェアを使っていました。 ファイルサイズと音質の兼ね合いから、基本的に128kbps固定で録音してきました。 でも最近のHDDやメモリーカードのビット単価下落を考えると、そろそろ見直してもいいのかなと思いました。
もともとは、カラオケの予習用に始めたもので、音質云々はあまり考えたことはありませんでした。 でも最近は自宅で音楽を聴くメイン機器になってしまっています。 そうなると、今までは気にならなかった部分が気になってきます。 特にFayrayの曲を聴いていると、高域が続くパートでノイズが気になる。 今まで録音したCDを、全て録音し直そうとは思いませんが、お気に入りのCDは再録音してもいいかも。
では、どの程度のビットレートならいいんだろう? MP3化で細かく設定できるiTunesで試してみました。 曲は、Fayrayの『genuine』に入っている「US」です。 全てジョイントステレオではなく、通常のステレオとして録音しています。
128kbps固定 4,709,239 バイト (100%)
128kbpsVBR(音質:最低) 4,933,609 バイト (104.8%) 134kbps
128kbpsVBR(音質:中) 5,010,522 バイト (106.4%) 136kbps
128kbpsVBR(音質:最高) 5,099,045 バイト (108.3%) 138kbps
160kbps固定 5,886,002 バイト (125.0%)
160kbpsVBR(音質:最低) 6,116,018 バイト (129.9%) 166kbps
160kbpsVBR(音質:中) 6,194,384 バイト (131.5%) 168kbps
160kbpsVBR(音質:最高) 6,287,147 バイト (133.5%) 170kbps
192kbps固定 7,062,767 バイト (150.0%)
とりあえず全部聴いてみました。 これなら許せるかなーという境界線は、160kbps固定ですかね。 VBRの音質設定は、正直違いがよくわかりませんでした。 ただVBR自体は、ファイルサイズの増加量に対する音質改善の効果はリーズナブルだと思います。 VBRで録音したファイルでも、SonicStageで扱えました。 ただTG50に付属のAudio Playerは、320kbpsまで対応してますが、VBRには非対応です。 残念。
160kbps固定でもいいのですが、今後のことも考えて192kbps固定で録音していきたいと思います。
MP3の音質評価については、藤本健のDigital Audio Laboratoryや、MP3 Labなどが参考になります。
MP3エンコーダとしては、LAMEなど音質的に評価の高いものもありますが、CDDBが使えて無償なやつじゃないと使う気になれません。 やはり、CDを放り込むだけで済んだほうがいいですね。