Sankei Web:危険な急カーブ、ナビに状況配信 渋滞、事故、故障車… 国交省首都高に3月導入

国土交通省は、高速道路内で、見通しのきかない急カーブでの追突事故などを回避するため、カーブの先の渋滞情報や故障車情報をリアルタイムで走行車に配信するシステムを導入する。VICS(道路交通情報通信システム)対応型のカーナビに配信するもので、国交省によると、これまで情報板による注意喚起はあったが、リアルタイムで情報を運転手に知らせる仕組みは世界でも珍しいという。三月から、首都高速道路の新宿線(4号)上りの参宮橋カーブ(東京都渋谷区)で始めるが、この成果を踏まえ、阪神高速をはじめ他の都市高速道路にも広げていく方針だ。

VICSってそんなリアルタイムに配信できたっけ?

続きです。

参宮橋では、まずカーブの最後尾に設置した赤外線センサーが渋滞や停止車両の有無を感知、カーブの約四十メートル手前の情報板に、「この先、渋滞注意」などと表示するとともに、そこからさらに三百メートル手前にVICSに情報を配信するためのアンテナ(VICSビーコン)を設置。アンテナから情報を流し、車内のカーナビに注意喚起音とともに注意を促す文字や図形を表示する。渋滞だけでなく、カーブの先にある一台の事故車や故障車でもリアルタイムで情報をキャッチして配信できるという。

なるほどね。 専用ビーコンを直前に設けるわけだ。

参宮橋カーブは半径九十メートル(R=90)の曲線を描く急カーブで、「時速五十キロ以内でなければ曲がれない」(国交省)とされるが、大半の走行車は五十キロ以上のスピードでカーブに突入するため事故が多発。平成十五年度の事故発生件数は百八十一件(首都高調べ)で、首都高内で最多。さらに十五年秋に一カ月間、赤外線カメラで調査したところ、届け出のあった十二件の事故以外に、十八件の事故が届けられていなかったことも発覚しており、事故防止対策が課題となっていた。

でも、「50km以下じゃないと曲がれない」カーブなんてさ、高速道路としては設計の欠陥じゃないの? 通す場所がないから仕方なくなんだろうけどさ。 その辺りの情報がドライバーに十分周知されていなかったのだとしたら、これまで事故った人は公団を訴えてもいいんじゃないかと思うけどね。