ITmediaモバイル:トヨタ、「G-BOOK ALPHA」発表~通信にEV-DO
事故や急病時に緊急車両の手配を要請する「ヘルプネット」を標準装備。カーオーディオシステムも強化され、暗号化された音楽データをハードディスクに保存可能な著作権物保護システム「G-DRM」を組み込んだオンデマンドカーオーディオを採用した。
これまでのCDMA2000 1xから新たにCDMA2000 1x EV-DOを搭載した専用通信機「G-BOOK ALPHA専用DCM」を採用。通信速度が向上したほか、車載マイクとスピーカーによる音声通話に対応した。
トヨタの「G-BOOK」は、ホンダの「インターナビ」や日産の「カーウイングス」と違って、専用の通信モジュールを搭載していましたが、3G携帯が普及したことで携帯電話も利用できるようになったんですね。
でもちょっと年会費が高いような気がするけど。
【『G-BOOK ALPHA』逆襲】安心安全で優位性を…普及目標 | Response.
トヨタ自動車の豊田章男専務は14日の『G-BOOK ALPHA』発表の席上、同システムの優位性について、緊急通報機能による「安心安全」と、自動車業界では世界初となる「オンデマンドによるカーオーディオシステム」の2点を挙げた。
豊田専務は「自動車は便利だが、事故というネガティブな面もある。従来のパッシブ、アクティブセーフティなどの技術に加え、事故発生後の保護という安心安全の機能を普及させたい」と述べた。
現行システムがこれまで約8万台と普及が遅れている点に関しては「大幅ではないが着実に伸びている」との認識を示した。ただ、新システムの普及目標については「とくに設定していない」とし、数値的な計画の言及は避けた。
「インターナビ」は20万台らしいから、販売台数の差(倍以上)を考えると「G-BOOK」の普及率は1/5だもんね。
レスポンス | Response. [カーマルチメディア・インサイダー]トヨタ e-TOYOTA部 友山茂樹部長
---- 他社ではテレマティクスの"端末"はカーナビとイコールの関係性にありますが、G-BOOK ALPHAはむしろ、新型DCMこそがテレマティクスの"端末"に見えます。
友山 その通りです。我々の中で第一世代、第二世代、第三世代といった(テレマティクスの)定義は様々なのですが、共通認識としては、「第三世代の定義はクルマの中に自立制御された通信モジュールがあること」になります。
通信モジュールの信頼性を言うなら、ちょっと田舎へ行けば”圏外”になってしまう携帯電話のインフラはどうなんだ? 北米のように、衛星通信モジュールを搭載すべきなんじゃないのかな? トヨタだったら、衛星の2、3個打ち上げたって苦じゃないだろうに。
ITmediaビジネスモバイル:回線交換の終焉は「通信モジュール時代」の幕開けか
例えば本田技研工業のテレマティクス「インターナビ」では約21万人のユーザーがおり、新車購入時加入率は約30%を超えているが、センターへの接続は回線交換方式を使っている。日産自動車の「カーウイングス」もホンダと同様、回線交換方式を使っており、3GのFOMAでも64Kbpsの回線交換方式でセンターに接続する。パイオニアの「カロッツェリア サイバーナビ」を筆頭に、市販カーナビが音楽CDのリッピング時にCDDBサーバーに接続する際に使うのも回線交換方式だ。
一方、自動車業界でパケット通信を使っているのは、トヨタ自動車の「G-BOOK」といすゞ自動車の「みまもりくんオンラインサービス」などだ。
auは秋からの新機種から回線交換方式を載せないということなので、トヨタといすず車以外のユーザーは、DoCoMoへ乗り換えろということなんですかね?
定額制の普及で、将来的にはすべてパケット通信になるのが流れなんでしょうが、ちょっと性急過ぎるような気もします。
mya
DCM=Data Communication Moduleなんで、従来の1xじゃなく、1x EV-DO 対応の専用通信モジュールを登載することになった、ということだと思います。携帯持っている人がその携帯をそのまま使えるというのも以前からあったみたいです。
でも、高いですけどね^^;
ダブリン市民
コメントありがとうございます。
本当だ。 2003年7月から携帯も接続できるようになっていたんですね。 「インターナビ」もそうですが、新車が出る度にバージョンアップしているんですね。
神尾氏によるインタビューを読むと、トヨタがDCMを非常に重要視しているのがわかります。 その試みが成功するかどうかはわかりませんが、注目していきたいですね。