違法テスト問題では今年3月、商用車メーカーのいすゞ自動車が過去40年近くにわたり、計74台の改造車を無届けで走行させていたことが発覚。事態を重く見た国交省は、国内の4輪と2輪の全メーカーを対象に調査した。
この結果、ホンダのほか、ダイハツ、日産、スズキの3社も2000年からの5年間、1~5台の無届け改造車を使って公道テストを行っていたことが新たに判明した。
これだけコンプライアンスが叫ばれている中で、とても恥ずかしいことです。 公道でテストすること自体は、届出をすれば問題はないのですが。 単に面倒だったのか、開発スケジュールがタイトで許可をもらうまでのタイムラグが惜しかったのでしょうか?
続きです。
ホンダでは、新型車開発を行っている100%子会社の本田技術研究所(埼玉県和光市)が2002年以降、市販車の「アコード」「オデッセイ」などに試作用エンジンに載せた試験車両を48台製造。このうち24台について必要な届け出をせず、栃木県日光市の山岳路などで公道テストをしていた。
テストの違法性は2002年の社内監査で指摘を受けていたが、同社の管理部門の指示で試験車両を廃棄処分するにとどまり、上層部には一切、報告していなかったという。その後も、道路運送車両法による検査を受けていない発売前の新型2輪車を公道で走らせるなど、違法テストは今年2月まで続いていた。
ホンダは22日、白石基厚専務が会見し、違法な公道テストが行われていたことについて、「開発担当者には、『これぐらいのことであれば大丈夫』というケースもあり、法令順守を軽視していた」と謝罪した。
白石さんは今度研究所の社長になるので、この辺のことはキッチリやるでしょう。