大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」:薄型TVで浮き彫りになったソニーの課題
例えば、松下電器は、2005年秋にプラズマパネルの生産拠点として、尼崎の新工場を稼働させる。
ここでは、現在、主力となっている茨木工場で行なっている3面取りから、6面取りの生産体制へと移行することによる効率化をはじめ、各種の改善施策の効果で、茨木第1工場と比較して、製造固定費を72%も削減できるという。つまり約4分の1の固定費で製造できるというわけだ。さらに、新工場では、投資生産性で3.7倍、人員生産性で4.2倍、面積生産性で2.6倍という効率化も見込めるという。
先週末に、実家の母から「テレビが壊れた」と電話がありました。 昨年九月からブラウン管の調子が悪くなって、サービスに調整をしてもらったんですが、やはりダメだったようです。
近所のヤマダ電機の広告をFAXで送ってきて、どれがいいかと尋ねられたので、ソニーの20型液晶TVを推しました。 本当は「ハッピー・ベガ」を推したかったんですが、「BSは観ない」と言われたので。 地上波デジタルに移行する頃にまた買い換えるか、デジタルチューナー内蔵HDDレコーダーを買うことになりそうです。
話は戻りますが、記事の内容は現在の状況を正確に表していると思いますけど、今の松下やシャープを見ていると、かつてのDRAM競争を思い起こさせます。
DRAMの時は、ビット世代ごとに早く立ち上げた会社が先行者利益を享受できたわけですが、今のフラットパネルの状況は先行者利益を得る前に価格下落してしまうので、勝ち組といえど決して利益率は高くない。 とにかく投資を続けて、相手が脱落するのを待つ”チキンレース”と化しています。 富士通やNECはもう降りてしまって、パイオニアは降りるに降りられない状態。
松下やシャープが生産の効率化で頑張っても、サムスンやLGのパネルがアジアの家電メーカーに流れるので、厳しい価格競争は続くでしょう。 さらに今はプラズマや液晶でどこまで大きく出来るかを競っていますが、「壁に掛ける訳じゃないから、安いリアプロで十分」ということになれば(北米は昔からそうですが)、過剰投資が仇となる可能性もあります。
昨日、メモリを買いにPCショップに行ったら、中古のEIZOの16インチ液晶ディスプレイが\24kで売ってました。 ウチのモニタは17インチCRTなので、夏場は非常に暑いのです。 新品でも\45kくらいですが、そろそろ買い換えようかな~。