シカトされるのはツライよね

切込隊長BLOG（ブログ） - 韓国大統領がドイツで演説したことに関する雑感

日本人はアメリカに敗戦したと思っているから、二次大戦の戦争責任、侵略で中国人が怒っているのは筋違いだと感じてやいのやいの言うことに違和感を感じるわけだ。しかし、日本は実に巧妙に一国に対する敗戦に事態を集約させて徹底した太鼓持ちを続けることで冷戦下で経済的繁栄を遂げ、その他戦勝国に抜き差しならないほどの領土分割をすることもなく、いままさにバーカバーカと言いながら中国の反日デモを対抗デモするでもなく眺めている。これほど中国人の感情をさかなでする行為はないかな、と。

そうかもね。

昔読んだ本（呉智英だったかな）に、韓国は日本と戦って自力で追い出したワケじゃなくて、ある日突然戦争が終わって、日本から米国の統治に変わったようなもんで、それが韓国の戦後に大きく影響したらしい。　中国だって、共産党やら国民党やらが関東軍と戦っていたけど、自力で日本を排除できたかというと、それはちょっと違うんじゃないかと。　そういう意味で、日本は米国をはじめとする連合軍に敗けたというのは間違ってないような。

呉智英の本は何冊か持ってますが、実家へ送ってしまいました。　今読んで面白いかは不明ですが、古本屋で見かけたらご一読をおすすめします。　『封建主義、その論理と情熱』もいいですね。