7歳時の肥満を引き起こす3歳までのリスク因子、高リスクは両親の肥満など--英国研究 MedWave

その結果、7歳時の肥満リスクを有意に高める独立したリスク因子が以下のように同定された。
 
胎内および周産期の要因として、妊娠28~32週の母親の喫煙(用量反応関係あり)が独立したリスク因子だった。例えば1日20本以上では、調整済みオッズ比1.80(95%信頼区間1.01-3.39)だった。出生時の体重が多いこともリスク因子だった(100g当たりのオッズ比1.05、95%信頼区間1.03-1.07)。
 
家族の要因として、片親が肥満でもリスクは有意に上昇(特に母親)。両親とも肥満もリスク因子だった(調整済みオッズ比10.44、95%信頼区間5.11-21.32)。

肥満の呪いは、子供にも降りかかるわけだ。 もちろん産んだ時だけでなく子育て期間中も関係するわけで、自分が節制できている母親なら子供に対しても気をつけているだろうしね。

続きです。

子供の生活習慣に関する要因としては、3歳時に週に4~8時間TV視聴で調整済みオッズ比1.37(95%信頼区間1.02-1.83)。8時間以上視聴では調整済みオッズ比1.55(95%信頼区間1.13-2.12)だった。
 
30カ月時の夜間睡眠時間が12時間超と比較し、10.5~10.9時間と短い場合は調整済みオッズ比1.35(95%信頼区間1.02-1.79)、10.5時間未満では調整済みオッズ比1.45(95%信頼区間1.10-1.89)で睡眠時間が短いほどリスクが高かった。
 
サブサンプルで明らかになった要因として、アディポシティ・リバウンド(小児においてBMIがいったん最小になった後に上昇すること。通常は6歳前後に起こる。早期発現は成人後の肥満リスクを高める)の43カ月までの発現があった(調整済みオッズ比15.00、95%信頼区間5.32-42.30)。catch-up growth(キャッチアップ現象)も要因のひとつで調整済みオッズ比2.60、95%信頼区間1.09-6.16)。

テレビの観過ぎは、ここでも良くないね。 最近は大人と一緒に夜更かしする幼児が多いけど、あれはやめた方がいいね。