うつによる自殺、予防策研究 厚労省、20%減目標

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asahi.com:うつによる自殺、予防策研究 厚労省、20%減目標

働き盛りの男性を中心に自殺者が増え、7年連続で3万人台が続く状況を受けて、厚生労働省はうつ病による自殺を減らすための初の大規模研究に着手する。自殺率削減の成果目標を設定、全国の先駆的な取り組みを参考に、うつ病で自殺未遂をした人を退院後もIT(情報技術)などを使って相談に応じるなどの対策をして、自殺予防策を示す。委託先の精神・神経科学振興財団(東京都小平市)が近く協力先の研究者や医療機関を公募、夏にも動き始める。研究期間は5年間で予算は計2億円。

こういう研究や対策も必要だとは思いますが、その前に「うつ」に関する理解と認知に、社会全体で取り組む必要があるのではないかな。

自分も、一昨年から家族の一人が「うつ」症状になって、一緒に精神科に行ったりしました。 「うつ病なんて、自分には関係ない」と思っている人がほとんどじゃないかと思いますが、誰でもいつなってもおかしくない病気です。 CMじゃないですが、「心の風邪」みたいなもんです。 でも風邪だってこじらせると、肺炎になって死んじゃったりするわけで、「うつ」も早めに気付いて適切な対応をとるのが大切です。

今、毎日新聞朝刊に成果主義についての記事が連載されているのですが、仕事や家庭のストレスやプレッシャーは、10年前と比べても高くなってきています。 欧米のように、気軽にカウンセリングを受ける習慣があればいいのですが、精神科という言葉が敷居を高くしているような気がしますね。 実際に行ってみると、先生は優しく話を聞いてくれるし、心配はいらないのですが。

「うつ」症状は、実際には投薬でかなり治まります。 正確には専門のサイトを調べて頂きたいですが、心理的なショックで脳内の分泌物の出が悪くなった状態が「うつ」なので、薬によってその分泌物を補うというのが私の理解です。 もちろん「うつ」に至った原因を取り除かない限りは、本当に治ったとは言えないのですが、つらい気持ちがラクになるだけでも前向きに考えるきっかけになります。 「うつ」の治療は時間が掛かりますし、「原因」を取り除くのも簡単ではないでしょう。 長期戦だと思って、先生と相談しながら治療する必要があります。

おかげさまで、家族の「うつ」はだいぶ良くなってます。 自分にとってもいい経験になりました。 笑って振り返られるようになるといいですね。