みちのく二人旅

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宮城・山形ツアーは、まるで「元祖でぶや」の修学旅行のようだった。

土曜の夜に出発して、国見SAで07:30まで仮眠し、仙台駅まで行った。 仙台駅3Fの「牛タン通り」で朝食に牛タン。 「伊達の牛たん」だけは朝08:00からやっているのだ。


牛タン定食(1.5人前)を食す(写真は間違って来た1人前。あとで0.5人前出てきた)。 塩・味噌漬けのミックス。 塩分多めなのか、味が濃い。 でもおいしい。 ソーセージも食べてみたが、これはまあまあ。 麦ご飯はおかわり自由なので、2杯頂く。
嫁はおかゆ定食を頼んだ。 「牛タンのやわらか煮」が美味しかった。 豚の角煮が苦手な嫁も、美味しいと食べていた。 お土産に買おうと思ったら「やわらか煮」はなし。 残念。


その後、腹ごなしに瑞鳳殿や青葉城址を廻る。 青葉城址では天然記念物の「さざれ石」が展示してあったのだが、どうみても工事現場から出た「砂利がくっついたコンクリ片」にしか見えなかった(溶けた石灰で砂利がくっついたものなので、まあ似たようなもんだ)。 甘い「ずんだシェイク」を飲んで駐車場を出ようとしたら、駐車券がない。 駐車場まで戻ってみたら、車を停めていたところに落ちていた。 「さざれ石」をバカにした咎かもしれない。
 
ガスがなくなったので、R4沿いのセルフで給油。 スピードパスが使えるSSを調べていったのだが、埼玉と同じ値段(\110/L)で感動! 洗車して付着した虫の死骸を取る。


お昼は塩釜でお寿司。 職場の人に教えてもらった「鮨しらはた」へ。 朝を食べ過ぎたので、とりあえず中にぎりを頼んで、あとはお好みで注文。 うまし。 今が旬という海華(ほや)にもチャレンジしてみる。 うーむ。 ごちそうさま。
うにと岩がきがとっても美味しそうだったのだが、お腹が限界なのでガマンする。


その後、宿がある松島へ移動。 駐車場にクルマを入れ、周遊船「仁王丸」に乗る(50分コース)。 出航すると、かもめが追いかけてくる。 後部デッキは島案内のアナウンスそっちのけで餌付けに興じていた。 かもめのエサは”かっぱえびせん”だった。 通常\50の小袋が\100。 暴利だな。 フェリーが結構なスピードで爆進するので、かもめも全速力で追いかける。 途中でスピードを落とすと、かもめが手からえびせんを掠め取る。 たいしたもんだ。

餌付けを堪能したあと、土産物屋で嫁の友人用に日本酒を買う。 瑞巌寺へ。 入場料高いけど、国宝だからね。
宿は「じゃらん」で予約した、花ごころの湯新富亭。 思ってたより”観光ホテル”っぽくて、ちょっと残念。 でも悪くはない。 ”人工”温泉も気持ちよかったし。 部屋で夕食を取れたのもGood。 「黒バラ」観ながら、スパークリング日本酒を飲んで寝る。

翌朝は見事に寝過ごし、温泉はパス。 朝食にコーヒーがない(紅茶はある)のが不思議。 チェックアウトして向かったのは石巻。 だが大きな港はあるが、観光向きではない。 「海鮮いちば」もショボ過ぎる。 行くだけ無駄である。


三陸自動車道で利府塩釜まで戻る。 目当ては「鮨しらはた」のそばにある魚屋横丁。 魚を見ていたら、おばちゃんが「うに食って行け」というので、その場で食べさせてもらう。


”がぜうに”というのだが、激ウマー。 デカいし味は濃厚で、エグ味は全くない。 これにはビックリ。


岩がきも頂く。 身がぷりんとしていて、味が濃厚。 何より塩気が強い。 普通、味付けなしで食べた場合、海水の塩気だけだと物足りないものなんだが、ここの岩がきは軽く水道水で洗ったくらいが丁度いいそうな。 海水が濃いのかな? あと、でっかいシャコの茹でたてと、ミンククジラの刺身も頂きました。

魚が美味しいところでは、かならず魚屋さんに立ち寄ることにしている。 大洗でも由比でも、その場で食べさせてくれた(大洗では店の奥でご飯まで戴いたことがある)。 たいてい話し好きで商売上手なおばさんと、黙々と仕事をするおじさんの組み合わせ。 いろんな話をしてくれるので、とても楽しい。

父の日をぶっちぎって旅行に来ているので、ここで嫁の実家へのお土産用に生マグロほかを購入。 塩釜はまぐろの水揚げでも有名なのだ。 ちゃんと氷を入れて発泡スチロールの箱に入れてくれるので、何も用意をしてきていなくても大丈夫。

ここから再び三陸道に乗り、仙台南自動車道~東北道経由で山形道へ。 山形蔵王で降りてR13を南下。 目指すは米沢。 途中に上山市のあたりで、大きな土産物屋があったので立ち寄る。


山形といえばさくらんぼ、さくらんぼといえば佐藤錦。 当然購入。 宮城で買い忘れた牛タンと「とうふかまぼこ」も購入。 職場用に安い煎餅も。 ちょっと経済感覚が壊れたらしく、バカバカ土産を買ってしまった。 米沢牛も売っていたのだが、「米沢で買うから米沢牛」(←違う)と、ここでは買わず。 保冷が必要なお土産は、コンビニで買った板氷とともに、持参のクーラーボックスの中へ。 ずんだもちと玉こんにゃくを買い食いして、再び南下開始。

山形市から米沢までは40km以上あって、ちょっと時間が掛かってしまった。 途中で牛を乗せたトラックの後ろにつく。 うーん、さすが牛どころ。 米沢市内に着いて、さて肉屋は? 市役所向かいのJAの旅行代理店で聞いたら、R121の上杉神社の近くにあるとのこと。 見つけたお店は米澤紀伊國屋。 脂好きな嫁の友人用に、焼肉用の「脂身の多い肉」をリクエストしたら笑われてしまった。 味噌漬けも購入。 我が家用にも切り落としを少し買う。
16:50、これでノルマは全て達成。 YATTAー!

あとは覆面パトに捕まるプリウスを横目に見つつ、ひたすら飛ばして21:20に嫁の実家着。 お土産を分けて、スタンドで洗車して帰宅。 ちょうど出発から48時間だった。
仙台は「遠い」というイメージがあったのだが、埼玉からだと名古屋くらいの感じだろうか。 次は新幹線でいってみようかな。