ソニーがコニカミノルタを一眼レフのパートナーにしたわけ

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ソニーがコニカミノルタを一眼レフのパートナーにしたわけ - Tech-On!

コニカミノルタは,自社の中級機を凌駕するかのような10万円のデジタル一眼レフ機を発表するなど市場で攻勢を強めているものの(Tech-On!関連記事),2004年12月時点の国内販売台数シェアは第5位の7%にすぎない。ユーザーが保有する交換レンズ資産という点でも条件は良くない。Aマウント品の累計出荷本数は1600万本。キヤノンのEFマウント品の「2500万本以上」(同社)に水をあけられている。
 
それにもかかわらず,なぜ今ソニーはコニカミノルタと組んで一眼レフに参入するのか。背景は3つあると考えられる。

ミノルタンとしては嬉しいニュースですけど。

続き。

第3には,今後デジタル一眼レフ機においてレンズ資産の神通力が弱まる可能性があること。これはオリンパス・松下連合の主張でもある。デジタル一眼レフ機の2強,キヤノンとニコンが高いシェアを得ている背景には,ブランド力のほかに,銀塩方式の一眼レフ機に向けた交換レンズをデジタル機でも使いたいという要望に応えていることがある。しかし現在は「デジタル・カメラのコンパクト機からステップ・アップするユーザーがどんどん増えている」(複数のデジタル一眼レフ機メーカー)ほか,画素数の増加によって銀塩機用の交換レンズでは十分な解像力を得られなくなることもある。

レンズ資産といっても、フルサイズの撮像素子を使うならいいけど、APS-Cサイズとかだと焦点距離が変わるしね。 同じマウントでも、デジタル専用と銘打ったレンズが発売されているように、銀塩時代のレンズでいい結果が得られるかどうかは別の話。

レンズ資産を持たない一眼ビギナーに、寄らば大樹(キヤノン、ニコン)じゃなくて、ソニー/コニミノを選ばせるだけの、魅力的な製品を提示してくれるのを期待しています。