記者コラム「見た 聞いた 思った」 - 「内輪感」の心地悪さ:永井孝昌
元選手の解説のつたなさや、サッカー好きを自任するアナウンサーやタレントの増長っぷりも内輪感に拍車をかける。例えば語尾にね、いちいちね、ねがね、ついてね、内容よりも口調に気が散ってしまうような解説。海外サッカーの鮮やかなゴールシーンに「エッキシャイティン、ゴゥッ!」と叫んでしまうアナウンス。選手経験を踏まえた的確な解説や、冷静かつ巧みに試合を伝える実況も少なからず存在するだけに、そうしたある意味の未熟さ、計算された自己陶酔の演出が一方で放置され続けている現実が「何興奮してんだかよく分かんねえや」という内輪感を助長している気がして仕方ない。
同じ朝日系なのに、よくぞ書いた。 女子サッカーの中継を観て、自分も同じような違和感を感じてました。
特に、女性の解説者の方ね。 「イケェェ」とか嬌声上げて応援するのは、スタンドで個人的にやってください。 耳障りです。 角澤アナは優秀なアナウンサーだと思うけど、男子と比べて関心が低い女子サッカーを盛り上げようと力入り過ぎ。 セルジオ越後は、男子の中継と同一人物か?と思うくらい甘甘な解説する好々爺ぶり。 お茶の間が引いてしまうのはムリもない。
Jリーグも、始まった当初はトンチンカンは解説者が多かったけど、いまはそんなに酷いのはいない。 女子はテレビ放映の機会が少ないので難しいと思うけど、プロの解説者を育てる努力をした方がいいように思う。