ライコネン優勝、佐藤は振るわず・F1日本GP決勝

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NIKKEI NET:ライコネン優勝、佐藤は振るわず・F1日本GP決勝

自動車F1シリーズ第18戦、日本グランプリ(GP)は9日、三重県の鈴鹿サーキットで53周(1周約5.807キロ)の決勝を行い、BARホンダの佐藤琢磨は振るわず、10位以内に入れなかった。同僚のジェンソン・バトン(英国)は5位。
 
17番手から発進したキミ・ライコネン(フィンランド、マクラーレン・メルセデス)が最後の周回でトップに立って優勝し今季7勝目、通算9勝目を挙げた。

いやー、面白いレースでした。 今年一番だったかも。

本当に、今のF1ではライコネンとアロンソの二人が抜きん出ているというのが、如実にわかるレースでした(マクラーレンとルノーのマシンが速いというのはあるにせよ)。 最後にライコネンに場をさらわれたとはいえ、”アロンソ劇場”は凄かったもんね。

日本勢としては残念な結果となりましたが、これが地力の差でしょう。
BARがスタート悪いのはいつものことなんで、ラルフ・フィジケラと来た時は「こりゃ本当にトヨタが優勝しちまうゾ」と思ったんだけど、3ストップを選んだのは「攻めの戦略を選んだ結果」とはいえ、ちょっと無理があったね。 昨年のシューマッハみたいに速さで優位に立っているなら、それもアリだと思うけど。
SC入った時点ですぐに給油しておけば、表彰台もあったかも?

対するBARは、今回もレース音痴ぶりをいかんなく発揮しましたね。 たらればを言っても仕方ありませんが、バトン車の1ストップを決断していれば・・・ CSのブースでも「あのBARがそんな戦略を・・・」みたいな感じでしたが、最後は「やっぱりね~」の予定調和でした。
ホンダは、マシンを速くするのはもちろんですが、局面で間違いのない判断が出来る人間を呼んでくる必要があります。 サラリーマンじゃムリですよ。

予定調和といえば佐藤琢磨。 1周目の1コーナーでアウトに膨らんだ時点で、レースは終わってましたね。 トゥルーリにトドメを刺す一幕もあったりして、審議対象になってましたが、どうなりますやら。
いっそ、「壊し屋」として悪役キャラで生きていくのもいいかもしれません。