トリノ冬季五輪:フィギュアスケート 女子フリー 未明決着、「だれも寝てはならぬ」:MSN毎日インタラクティブ
イナバウアーは両足のエッジを180度開いて横向きに滑る技。1950年代に活躍した西ドイツ選手、イナ・バウアーが初めて披露した。多くの選手が上体を反らして滑るが、荒川は頭が腰や氷につくほど反って柔らかさを表現する。
現行の採点方式だと、ステップでもスパイラルでもないため、総要素点で直接得点にはつながらない。五輪代表争いがかかった昨年12月の全日本選手権では封印した。だが、自分のオリジナルの美しさを出すために、五輪の舞台ではどうしても入れたい技だ。
「イナバウアー」って、人の名前なんですね。 しかも50年代とは。 なんか、コンバトラーVの必殺技みたいな語感なんですけど。
続きです。
「トゥーランドット」は架空の古代中国を舞台にしたイタリア歌劇。皇帝の娘で冷酷なトゥーランドット姫が、結婚相手に立候補した王子とのかかわりを通じて愛の力を知るストーリーだ。演技に使う「だれも寝てはならぬ」の部分は、開会式でイタリアが誇る世界的テノール、パバロッティが歌い上げた。地元の人たちに愛される曲に乗って、荒川が美の世界を演出する。
開会式は芸術的に素晴らしかったけど、冗長に感じる部分もあって、さすがイタリアという感じでした。 おかげで時間が押して、BSハイビジョンではパバロッティの歌唱は途中で放送が終わってしまったし。
でもいい曲だよね。 「冷酷な姫」というのが荒川選手のイメージにピッタリだし、フリーの演技が終わったあとに見せた笑顔が、まさしく愛の力で変わった姫を見ているようでした。 こんどCDを買ってみよう。
プッチーニ : 歌劇「トゥーランドット」(全曲)
posted with amazlet on 06.02.24
カレーラス(ホセ) ウィーン国立歌劇場合唱団 ウィーン少年合唱団 マルトン(エバ) リッチャレッリ(カーティア) ボガート(ジョン・ポール) ライドル(クルト) カーンズ(ロバート) ビルトハーバー(ヘルムート) クメント(ワルデマール)
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でも「トゥーランドット」と言えば真っ先に連想するのは、脇屋友詞氏の「トゥーランドット游仙境」。 この人の中華料理は、「四川飯店」の陳健一氏、「天外天」の中川優氏と共に、食べてみたい中華のベスト3に入ります。
荒川がリンクに立った時、数多くの米国人観客らは、まだ「サーシャ」の余韻に浸っていた。直前に、ショートプログラム1位のサーシャ・コーエン(米)が計183.36点をマーク。その時点でトップに立っていた。
「荒川、頑張れ」と叫ぶ日本人の声援に送り出されて演技を始めた荒川。
「アラカワってだれ」
各国の観客の中には、そう話す人もいたが、しなやかな演技にみるみるうちに引きこまれていった。観客の目は、荒川の動きを見逃すまいと、銀盤の一点に注がれる。ジャンプを次々と決め、得意のイナバウアーを披露すると、どよめきが起きた。
演技を終えた荒川は満面の笑みで手を振り、総立ちの観客に応えた。「ゴールドメダル」の声が飛んだ。
最後になりましたが、荒川選手、金メダルおめでとう!