TOYOTA F1 TEAM official site:予想外の事態を迎え、レースではデータ収集を優先
2006年開幕戦の厳しい結果について、シャシー部門テクニカルディレクターのマイク・ガスコインは次のように話した。
「レース・ペースはもっといいと予想していた。テストでは相当な量のロングランをこなしたし、ライバルチームに関するあらゆるデータとの比較もできていたので、自分たちの位置も推測できていた。だが今回はまったくその予想レベルに到達していなかった。現段階ではその理由もわからない。レース後にわれわれのクルマのタイヤを確認してみたが、まるで新品のような状態だった。ブリヂストンのスタッフもわれわれと同じくらい驚いていたが、もちろん彼らに対する批判は何もない。ブリヂストンを履いたクルマが2位になったわけだし、しかもあと一歩で優勝するところだったんだからね。だがわれわれは明らかにタイヤを使いこなせていなかった。われわれの何が間違っていたのか、何かヒントになるような情報を提供してもらえないか、すでにブリヂストンに依頼している。クルマに何も悪い所がないのにとにかく遅い、というコメントがドライバーから返ってくるのは普通のことではない。ダウンフォースが足りなかったとか、そういったことが要因として考えられる、という状況でもない。とにかくこの問題を解決できることを願っている」
この状況からどれくらいの何レースの間に盛り返せるかで、トヨタのチーム力が現れると思うね。